Tagged

マーケティング

A collection of 21 posts

コンテンツ

デザイナーが見たオウンドメディアの課題と接点

4月21日に開催されたオウンドメディア勉強会 [https://blog.sixapart.jp/ownedmedia-group.html] に参加してきました。肩書きがデザイナーの参加者は私ひとりという個人的に珍しい環境での集まりでしたが、自身のサイトでもコンテンツに関わる記事 [http://www.yasuhisa.com/could/article/who-does-content-work/] を幾つか書いていますし、何か学べることがあると思って参加しました。バズワードと化したオウンドメディアやコンテンツマーケティングですが、第一線で活躍されている方たちの実態を知るという意味でも有意義な時間になりました。 バズることは重要なのか 毎回テーマを変えてディスカッションをしているオウンドメディア勉強会ですが、今回の議題は「バズ記事を生み出す編集会議」。バズ記事という言葉を聞くと、PV を稼ぐために釣り記事を作るための施策?と思う方もいるかもしれません。Yahoo! トピックスに載るという緩い目標も耳にしましたが、そもそも何をもって『バズ』と呼ぶのかといった根本的なところから

コンテンツ

Mediumでコンテンツ配信して気づいたこと

遠くなりはじめた Web サイト 2015年11月から12月にかけて Medium [https://medium.com/] のほうでコンテンツ配信をしていました。 Medium は昨年から日本へ本格進出をしていることから、注目している方も少なくないと思います。Medium の人気の秘密は、使いやすくコンテンツの邪魔をしないライティング環境を提供している部分だけではありません。Twitter の創業者のひとりであり、現 Medium の CEO である Evan Williams [https://twitter.com/ev] を中心としたスタートアップ & テック界隈から徐々に Medium の文化が広がったという背景も魅力。こうした機能やデザインだけでは表現できないところまで日本語化されているわけではないですし、日本では昔からあるブログプラットフォームをはじめ、書く環境が豊富に揃っています。 私の場合、情報発信ができる環境が既にあるので Medium に魅力を感じていなかったわけですが、ある実験・検証をしたくて始めることにしました。 [https://medium.

コンテンツ

肥大化するコンテンツ市場で生き残るための対処法

コンテンツ配信はパンク状態 「良いコンテンツ [http://www.yasuhisa.com/could/?s=%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%84&x=0&y=0] を配信していきましょう。」 「利用者が必要なのはコンテンツです」 正論ではありますが、難しい課題ですし、ひとつの限界が見えてきています。 良いコンテンツを作ることは言うほど簡単なことではありませんし、配信し続けるとなると至難の業です。質の高いコンテンツを作り続けることができたとしても、それが多くの方へ届くとは限りません。コンテンツを配信していくことが重要視されているものの、日々数万、数億の情報が人々のデバイスに向けて配信されている時代です。 随分昔はブロガー全員をリンク集に並べることができました。そのときはちょっとしたコンテンツでも多くの方に見られましたが、今はそうはいきません。 多くの情報の中から自分たちのコンテンツを見てもらうには、配信戦略を練るのはもちろんですが、コンテンツの質をさらに上げていかなければならなくなります。情報の流れも速いわけですから

Webデザイン

良いWebサイトのなかにある静と動

シンプルな言葉のなかにあるニュアンスの違い 「なぜ、Web サイトが必要なのか?」 とてもシンプルな質問ですが、回答は様々です。 「利用者にとって良いコンテンツや体験を提供したいから」という回答をする人もいるでしょう。しかし、この模範解答のような言葉でさえ、人によってニュアンスが異なります。特に、マーケッター寄りの人と人間中心設計を実践している人では『良い Web サイト』の捉え方が大きく異なります。 マーケッターの視点で Web サイトをデザインするとは、どういうことでしょうか。彼等が考える「良いコンテンツ」は、サービスや製品を購入してもらうための説得材料です。写真、映像、文章、機能リスト・・・、こうした要素は、説得するために必要だと考えています。顧客が Web サイトへ訪れることによって、「買ってみようかな」と思ってもらえるような画面に設計することが重要だと考えられています。 それでは、人間中心設計の視点で Web サイトをデザインすると、どうなるでしょう。彼等が考える「良いコンテンツ」は、サービスや製品を利用することで、どのような感情が生まれるのか、どういった体験が待っ

コンテンツ

自己主張ファーストなコンテンツを排除しよう

私はよく「コンテンツがない。壊れている。」と主張していますが、人によっては「既に自分たちには素晴らしいコンテンツがある。アピールするための素材もたくさん用意されている。」と考える方もいると思います。しかし、それは利用者からの視点からすればコンテンツでも何でもないノイズということもあります。 昨年末から全国で開催しているマルチデバイスを見据えたコンテンツ設計講座 [http://www.yasuhisa.com/could/article/content-for-multidevices/] で、企業は的外れなコンテンツを出していることを事例を挙げながら紹介しています。クオリティの高い写真、映像、文章が使われているものの、中身は利用者のことを優先していない自己中心なメッセージばかりということがあります。残念ながら企業 Web サイトの大半はそんなところが多かったりします。 上記は Break Up [http://www.youtube.com/watch?v=D3qltEtl7H8] という、広告主と消費者の関係を人間関係に見立てて表現した 2007 年のビデオです。以下、簡

コンテンツ

ネイティブ広告は新たな接点をつくれるのか

昨年頃から注目を浴びている広告形式で「ネイティブ広告(Naitive Ads)」というのがあります。詳しくは Techcrunch(米)のコラム Where You Can Go Right, And Wrong, With Native Ads [http://techcrunch.com/2013/02/17/the-native-ad-movement-and-the-opportunity-for-web-publishers/] を参照していただきたいですが、様々なメディア媒体の形式に合わせた広告を指します。例えば Tumblr [http://www.tumblr.com/sponsors] の右側にある「Tumblr Radar」のように、見た目がサービスのデザインに馴染んでいて、あたかもコンテンツの一部のように見えるものが多いです。 私が最初にこのタイプの広告を見たのは、数年前の Digg [http://digg.com/] でした。昨年に大幅リニューアルしてしまったので今はありませんが、スポンサーのニュースが他と同じデザインでリストに紛れ込んでいました(

デザイン

対話から生まれる今後のビジネス観・デザイン観

従来のやり方は通用しない 上図は Economist Intelligence Unit が 2012 年 11 月に発表した Outside looking in: The CMO struggles to get in sync with the C-suite [http://www.managementthinking.eiu.com/sites/default/files/downloads/EIU_SAS_CMO_WEBr1.pdf] (PDF)から抜粋したものです。CMO が現状、投資に力を入れている分野と、3 年後重要になると考えている分野の割合を比較しています。あくまで CMO の希望ではありますが、今後のマーケティングの青写真といえると思います。 ソーシャルメディアやモバイルといった新しい分野が伸びをみせていて、ブランド広告が大きく落ちているのが分かります。

インターネット

Louis C.K. とネットプロモーションの挑戦

Louis C.K. [http://en.wikipedia.org/wiki/Louis_C.K.] というアメリカのコメディアンがいます。人や社会を皮肉な視点で描写しつつも、そのストレートなコメントがおもしろく聞こえるという点では George Carlin [http://en.wikipedia.org/wiki/George_Carlin] に似ているところがあります。そんな彼が最近 Web を活用して興味深い実験を行いました。 日本のお笑い芸人と同様、アメリカのコメディアンもライブの模様を DVD で販売しているわけですが、先日インターネットで個人販売 [https://buy.louisck.net/]を始めました。5ドルでしかも DRM なし。購入したらすぐに彼のライブを好きなデバイスで楽しむことが出来ます。 個人販売といっても6つのカメラで撮影され、プロによって編集された本格的なライブ作品。販売を始めてから3日間で 500,000 ドルの売上を記録。チケット販売である程度、映像制作のコストはまかなえているそうですが、Web

デザイン

過去の束縛から解き放たれたWebの可能性

行き詰まり始めているWeb 私たちは過去の知識や事例をモデルにして未来を考えることが多いと思います。今の電子書籍に関する議論がされるときも、紙の書籍や CD-ROM を使ったマルチメディアなど、過去に作られた形との比較が多くされます。Webビジネスもそうですね。「Web 2.0」は従来の Web の進化型、そのさらに進化したかたちが「Web 3.0」。名前からして過去の形を継承しています。最近も「ソーシャルなんたら」みたいなフレーズは実にたくさんありますが、まったく新しい概念というよりかはブログ、CGM、掲示板など従来からあった様々なコミュニケーションツールが進化したものです。 物事を理解するときに、過去にあったものと比較すると分かりやすい場合があります。また、未来を考えるときも過去に起こったことは大変参考になります。過去は今の私たちの立ち位置の確認になったり、進むべき方向を示すときがあるわけですが、我々は過去にとらわれ過ぎではないかと感じることがあります。Web は人類に与えられたまったく新しい道具のように表現されることがあるものの、活用方法は『過去の実績』にあまりにも捕われ過ぎて