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ソーシャルメディア

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Adobe

Adobeとコラボレーションを始めました

今月から Adobe Creative Station [https://blogs.adobe.com/creativestation/] 編集部とのコラボレーション企画を進めています。Adobe Creative Station は、Adobe が公式で運用しているメディアで、製品の最新情報や使い方を紹介しています。そこでの寄稿、Creative Cloud 道場 [https://blogs.adobe.com/creativestation/category/ccdojo] のゲスト出演、ソーシャルメディアでのコンテンツ配信をやっていきます。週に 2 回以上は Adobe Creative Station 向けのコンテンツをどこかで見ることができるはずです。 今風Adobeツールとの付き合い方は? 長く Adobe 製品を利用していますが、Adobe のビジネスモデルに疑問を投げかけたり、使えないところはハッキリ言うこともあります。こうした言動に対して「アンチ Adobe ですね」と言われたこともありますが、足りていないところを口にしない(

コンテンツ

ソーシャルメディアで変わったwebサイトの役割

Webサイトが起点? 利用者のニーズを考えて web サイトを設計し、ゴールまで導く。 Web サイトに限らずアプリケーションにも言える基本的な考え方です。昔から言われている当たり前の事ではあるものの、「Web サイトへ訪れる」という利用者の行動を大前提にしていることに疑問を感じています。 ブランド名など、何かキーワードが思い付けば検索をするでしょう。人によっては、ふと思い出して訪問することもあるかもしれません。しかし、そういったタイミングが 1 日でどれくらいあるでしょうか。Web サイトへわざわざ訪れるのが面倒と感じることもあるくらいです。 ターゲットにしている市場によっては検索が強かったり、わざわざブックマークしてサイトを訪れる人が多いかもしれません。しかし、そうした能動的な行動ではなく、ニュースフィードで偶然見かけた情報をキッカケに行動する人は少なくありません。ジャストシステムによる「 モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査 [http://markezine.jp/article/detail/26184] 」によると、10代のスマートフォン利用者のうち、7割はソ

インターネット

フィルターバブルと上手に付き合って情報をみる方法

あなたの見ている世界はあなたの世界 今は検索をすることなく、膨大な情報を自動的に手にいれることができます。仕事柄、Web・アプリデザインをしている方とソーシャルメディアで繋がっていることから、Facebook や Twitter を開くだけで、自分好みの情報が日々流れてきます。何をしなくても情報が入ってくるという日々は、フィードリーダー [https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC] (RSSリーダー)に気になるブログを登録して、定期的に管理をしていたときとは大きな違いです。 ますます増えるコンテンツ [http://www.yasuhisa.com/

コンテンツ

BuzzFeedからみるコンテンツ設計・配信の未来

コンテンツを科学するBuzzFeed ソーシャルメディアで拡散しやすいコンテンツを量産する BuzzFeed [http://buzzfeed.com] 。リストや占いといった『釣りやすい』記事を掲載する一方、長期取材・調査をした骨太な記事も掲載しています。また、スポンサー記事 [http://www.yasuhisa.com/could/article/native-ads/] のような企業と読者との間に新たな接点を作る試みもしています。 BuzzFeed が他のニュースサイトと一線を介しているのは、ソーシャルメディアを利用して多種多様なコンテンツを配信しているところだけでなく、 すべてのコンテンツ配信を科学している 点。ビックデータを解析し、ユーザーインターフェイスだけでなく、コンテンツもデータの裏付けを基に模索しています。どのようなヘッドラインだと良いのかといったコピーだけでなく、文章や画像をどのような順番で並べると効果が上がるのかまで見ています。BuzzFeed の Data Blog [http://www.buzzfeed.com/datablog] では、彼らのデー

ソーシャルメディア

Blendtecが今でもソーシャルメディア活用のお手本になる理由

ミキサーを製造・販売をしているアメリカの Blendtec [http://www.blendtec.com/] 。名前は聞いたことなくても、あらゆる製品をミキサーで破壊する番組 Will It Blend? [http://www.willitblend.com/] を見たことある人は多いと思います。ソーシャルメディアや動画配信の事例で、必ずといっていいほど Blendtec が紹介されることがあります。とても有名なので、事例として紹介するのはベタ過ぎるという意見もありますが、改めて Blendtec を見直してみると、他がやっているようでやっていないことがたくさんあります。 Will It Blend でもパーソナリティを務めている Blendtec の創業者 Tom Dickson さんは、今年の3月に Slashdot ユーザーの質問に自ら応える企画に登場しました。詳しくは、Interviews: Blendtec Founder Tom Dickson Answers Your Questions [http:

コンテンツ

キーワード 2013: Transparency(透明性)

ビジネスは信頼を失いつつある Web コンテンツは透明であるべきと 2005 年から書いている [http://www.yasuhisa.com/could/article/rethinking-web-content/] ので、透明性をわざわざ今年のキーワードにすることはないかもしれません。しかし、今の社会背景を考えると、今また注目しておきたいと思い、キーワードに選びました。 * マルチデバイス化による情報アクセスの多様化 * いつでも情報がアクセスできることにより、能動的な情報収集を助長 * ネットワークで繋がっていることで共有が加速 * 様々な情報が行き交うことで賢い消費者が増加(逆もしかりですが) 情報に敏感な消費者は Web 以前からいましたが、Web がマルチデバイスでアクセスできるようになったことで、その数は爆発的に増えてきています。こうした背景を考慮すると、従来のようなイメージ戦略だけでは、「怪しい、信頼できない」と疑う人もでてくる可能性があります。実際、それを裏付けるデータもあります。 Edelman によるビジネスの信頼度に関する調査結果 [ht

ソーシャルメディア

私的ソーシャルを活用した電子書籍の作り方

先日、日本の Kindle ストア [http://www.amazon.co.jp/Experience-Points-ebook/dp/B0096PTV7I/]でも発売が開始された電子書籍「 エクスペリエンス ポイント [http://www.yasuhisa.com/book/exp/]」。発売当初に制作の意図と大まかな過程 [http://www.yasuhisa.com/could/announcement/experience-points/] について解説しましまたが、今回はソーシャルメディアをいかに活用して電子書籍を作ったのかを体系化してみようと思います。 今回の電子書籍は具体的に作り出す前から、長い下準備をしていました。電子書籍の制作自体はひとりで行いましたが、多くの方に関わっていただくことで、またひと味違う電子書籍のあり方をつくれるのではと思いました。以前 LEAF という対話のサイクル [http://www.yasuhisa.com/could/article/socialmedia-leaf/] について解説したことがありますが、それを基に以下のプロセス

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ソーシャルメディアとデザインで共通する思考と課題

6月に開催された Swap Skills doubbble05 [http://www.yasuhisa.com/could/article/transformative-web-design/] の講演で、「Webに関わる仕事は様々な専門分野があり、分断されていることがあるが、実は同じ方向を向いている」と話しました。共有要素としてコンテンツ [http://www.yasuhisa.com/could/tag/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%84/] を挙げましたが、それだけではありません。 ソーシャルメディアとデザインは共通点が幾つかあります。それぞれの分野で重要視されている思考、プロセス、長期的なゴールや課題など、様々な点において似ているところがあります。別の部署にいる離れた存在というよりかは、似た思考をもった味方と捉えることができます。 以下にソーシャルメディアとデザインで共通している要素を 4 つ挙げました。

ソーシャルメディア

ソーシャルと検索で見つけ出す利用者の意図

アクセス解析ツールは、コンバージョンやアクセス数を見るために使われることが多いですが、利用者像を特定するのに有効な場合もあります。データを注視すると、アクセス数を高い順に並べているだけでは見えてこない利用者像が隠れていることがあります。 私のサイトに訪れている利用者が記入しているキーワードの中で、CTR が多いものを幾つか紹介すると、以下のようなものが出てきます(表記されている数値は CTR です)。 f2p – 25.00%Free to Play の略。オンラインゲームのビジネスモデルの一種デザインガイドライン- 31.43%ガイドラインでも UI や UX など特定の分野を探していることもダークナイト ライジング – 10%バットマンシリーズ最新作。現在公開中ブラウザとは何ですか – 12% 他にも「ブラウザって何」のようなストレートな質問もゲームストーミング – 17.65%ゲーム要素を取り入れたブレインストーミングの一種littlesnapper – 32.0%Mac専用アプリ。様々な画像を保管するのに便利 一般的な言葉ではなく、明確な目的をもった利用者が訪れているの

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クルートレインマニフェストが今に伝えるメッセージ

1517年、マルティン・ルターが 95ヶ条の論題 [http://ja.wikipedia.org/wiki/95%E3%83%B6%E6%9D%A1%E3%81%AE%E8%AB%96%E9%A1%8C] を発表し、カトリック教会中心のヨーロッパ社会に大きな影響を及ぼしました。そのおよそ 400 年後に同じように 95 の論題を発表した人たちがいます。その論題は TV や新聞といったマスメディアが多大な影響をもっていた当時、大きな衝撃を与えました。本当にそんな時代がやってくるのかと疑った人もいたでしょう。しかし、それは振り返ってみると今を予言しているかのような内容です。 英語ですが、詳しい解説が書かれた 書籍を購入 [https://www.amazon.co.jp/dp/0465018653/ref=

ソーシャルメディア

デバイス利用の変化からみる行動の変化

以下はドイツの Berliner Gazette [http://berlinergazette.de/] に掲載された記事の日本語版です。震災後のソーシャルメディアの利用について意見を欲しいという依頼を受けて寄稿したものです。独自の解釈がありますが、参考になれば幸いです。 元記事: Internet entdecken: Wie hat die Dreifachkatastrophe die digitale Gesellschaft in Japan verändert? [http://berlinergazette.de/internet-fukushima-partizipation/] 2011年は日本にとってスマートフォン元年といっても過言ではない。以前から iPhone や Sony Ericsson の Xperia をはじめとした Android フォンを利用していた方はいたが、今年はテクノロジーやガジェットに強い感心をもっていない一般消費者も使い始めた年だ。10年以上フィーチャーフォンが大多数を占めていた日本の携帯電話市場。フィーチャーフォンにはTVの視聴や電子

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公共機関が必要なのはWebサイトではなく配信チャンネル

[http://www.city.takeo.lg.jp/]佐賀県武雄市が市のページをFacebookへ移行する [http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1107/29/news054.html] ことで話題になっています。ニュースは「市長がはまっている 佐賀県武雄市、市のページをFacebookに完全移行へ」というキャッチーなタイトルが付いていますが、現在の Web サイトの情報は今後アーカイブとして残るみたいですし、会員登録をしなくても Facebook の情報は観覧出来るので、利用者・住民には大きな隔たりはないかもしれません。 公共機関が Facebook を中心とした活動をする、というのは武雄市が最初ではありません。インド デリー市の警察署 [https://www.facebook.com/pages/Delhi-Traffic-Police/117817371573308] は、住民から交通ルール違反をしている車・バイクの情報を募集しています。摘発した乗用車の登録番号を発表して、活動を随時知れるようになっています。

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ソーシャルメディアは扉を開けるただの鍵

Social media Screw Ups – A History [http://www.slideshare.net/socialmediainfluence/social-media-screw-ups] は、2004年〜2010年にあったソーシャルメディアを使った失敗を集めたスライド。海外の動向を見ているのであれば、知っている話も幾つか見つけることができると思います。従来、企業は送りたいメッセージやイメージを完全にコントロールすることが出来ました。しかし、ソーシャルメディアの登場でそれが大変難しくなってきたということをこのスライドは示しています。 もちろん、失敗談だけでなく成功も数えきれないほどあります。しかし、ソーシャルメディアを使えば成功に繋がるというわけではありません。ソーシャルメディアは TV や企業ページに代わる新しい情報配信チャンネルとは言い難いですし、Facebook や Twitter のようなツールが広く使われる前からソーシャルメディアの失敗はたくさんあり、今後も数は増え続けることでしょう。 ソーシャルメディアは信頼がなけば何も響かない場 [htt

facebook

SNSにある自己表現とFacebookが見出した人の欲求

以前 脱テンプレートなFacebookの難しさと関係の変化 [http://www.yasuhisa.com/could/article/facebook-and-networkdesign/] という記事で、SNS の構造や仕組みから見た Facebook の独自性を解説しました。今回は SNS と利用者との関わり方を重点において解説します。日本でこれからどうなるか分からないですが、海外では学生からお年寄りまで魅了している Facebook。なぜ彼等は他の SNS ではなく Facebook にハマるのでしょうか。 ハマるといえば、最近ではゲームの要素を盛り込むという話がよく出てきます。私も昨年末に ゲームをテーマにした講演 [http://www.yasuhisa.com/could/diary/wcan2010-gamedesign/] をしましたし、そこでもゲームの要素を加えることで楽しさを増幅させることが出来ると解説しました。しかし、そうした要素を追加する前にソーシャルアプリやサービスの本質を見極める必要があります。そこの理解をなしにしては、たとえゲーム的な要素を加えたり

ソーシャルメディア

ソーシャルメディアがもつ光と闇

今年のはじめに起こったエジプトの革命。 そこではソーシャルメディアが活躍し、今まで以上に社会活動にソーシャルメディアを活用しようという声が高まった印象がある(遡れば 2004 年のハワード米上院議員の例があるが、日本で紹介したときはほとんど誰も注目しなかったが)。エジプトの件ではソーシャルメディアの底力・有用性が絶賛されたわけだが、私はそのときに「次に何か社会的な変動が起こったときにソーシャルメディアの闇もみえてくるだろう」と感じた。私がへそ曲がりだからなのかもしれないが、まぁそれはそれで。 今回の東北関東大震災で、私はソーシャルメディアに助けられた点は幾つかある。携帯電話サービスがすべて機能しない中、ソーシャルメディアが情報のライフラインとなり、家族や友と連絡をとることができた。被災地にはいないから出来た贅沢であることは承知だが、情報がまったくないという状況はほぼなかったといえるだろう。 こうしたソーシャルメディアの『光』と同時に今回は『闇』も幾つか見た。恐らくエジプトでもあったことなのかもしれないが、日本語ということもありそれが明るみになったのかもしれない。 多くの人は

ソーシャルメディア

あなたも私もメディアカンパニー

メディアを配信することは権利に近い 以前 「ソーシャルメディアの語源から分かる課題 [http://www.yasuhisa.com/could/article/what-is-socialmedia/] 」という記事で、ソーシャルメディアという言葉はコンテンツを共有するサイトが次第に SNS 的な機能を盛り込んできたところから生まれたと解説しました。ソーシャルという言葉が付いてくると、どうしても社会的関係性・人と人との繋がりにフォーカスされがちです。実際、ソーシャルメディアの活用といった話になると、特定の社会ネットワークに最適化されたコンテンツを配信するという話題になることがあります。活用するという結果という意味では確かにそうなのですが、ソーシャルメディアという言葉は「人と人とが繋がっているメディア」と捉えることが出来ると同時に「メディアの社会化・公共化」と捉えることが出来ます。 カタカナ英語で表現すると「ソーシャルなメディア」であると同時に「メディアがソーシャル」になったわけです。 メディアをもつということは特定の団体や個人による専売特許ではなく、普通にあるものへと変化していま

LEAFから始まるソーシャルメディアの対話
アイデア

LEAFから始まるソーシャルメディアの対話

SIPSからみえてくる課題 先日サトナオ・オープン・ラボがソーシャルメディアに対応した新しい生活者消費行動モデル概念「SIPS」を発表しました [http://www.dentsu.co.jp/sips/]。今の時代における消費者の行動を Sympathize (共感する)、 Identify (確認する)、Participate(参加する)、Share & Spread(共有・拡散する)という4つのステージに分解。共感から共有へ。そしてまた共感へと繋がるサイクルを分かりやすく表現しています。資金をもつ企業だけが情報を伝達できるのではなく誰もが影響力をもつということを前提に、顧客とどのようにコミュニケーションをとれば良いか考える上において SIPS は基本といえるのではないでしょうか。 しかしながら、SIPS のサイクルには幾つか検討しなければならない点があります。 解説ではソーシャルメディアという一般消費者も影響力がある世界を意識してはいるものの、「共感する」のステージからいきなりマスメディア的なアプローチなのが気がかりです。他の人に伝えたいコンテンツの中に共感は確かにあります

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キーワード2011: Analyze(分析 / 観察)

キーワード2011 * Empower(元気づける) [http://www.yasuhisa.com/could/article/2011-empower/] * Analyze(分析 / 観察) [http://www.yasuhisa.com/could/article/2001-analyze/] * Talk Now(今すぐ対話) [http://www.yasuhisa.com/could/article/2011-talk-now/] * Fun(楽しむ) [http://www.yasuhisa.com/could/article/2011-fun] 2010 年のキーワードを事例と共に紹介するミニシリーズ。今回は「Analyze」です。Google Analytics のようなツールがあるので、Webサイト制作をしている方であれば馴染みのあるフレーズ。データという単なる数字から意味を見出すのが分析になります。 従来の分析の対象はユーザーを獲得する(