プレゼン

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プレゼン

デザインが伝わらないシンプルな理由

ぬるま湯の会話が生む勘違い デザイナーだけに限った話ではないですが、クリエイティブ職の方との会話が楽なのは、感覚的なところもスッと通じ合えるところだと思います。見せるだけで「そうだよね!」「ちょっと違うよね」のような会話が始まります。こうしたコミュニケーションはひとつの理想ですが、言い換えると『ぬるま湯』です。気持ちが簡単に伝わるコミュニケーションだけしていると、それが当たり前と勘違いするだけでなく、周りが理解しないことに不満を抱いてしまいます。 例えば、何も文脈を共有していないまま以下のような言葉でデザインを説明しても伝わりません。 信頼性 シンプル ブランドに合う 使いやすい かっこいい かわいい 感情に響く エモい デザイナー同士であればこうした言葉ですんなり伝わってしまうので、ついつい使いがちです。しかし周りからすればこれらはユルフワな表現で、何が言いたいのか分かりません。「信頼性」という言葉はよく使われますが、以下の質問を説明できなければ個人的な感覚に過ぎないわけです。 そのプロジェクトにおいて、なぜ信頼が重要なのか 信頼とは何に対する信頼なのか 信頼を獲得することによって、どういう行動・感情が生まれるのか こうした疑問に答えることができずに「信頼性のある青を選びました」という表層の説明をしても、聞き手は「感覚的な良し悪しの話?」と受け取ることになります。

ツール

非デザイナーでもできるスライドデザインの工夫

ルールを守ればスライドは改善する 日本各地で登壇の機会をいただいていますが、内容そのものの感想ではなくスライドのデザインについて聞かれることがあります。デザイナーの端くれとしてスライドのデザインには気を使っているので、「どう作っているの?」と聞かれるのは光栄です。スライドのデザインは昔から Keynote で行なっています。貼り付けた動画を使って演出していることもありますが、ほとんど Keynote にある機能を使っています。 デザイナーでなかったとしても、以下のルールに従うことで、一貫性のあるビジュアルとストーリーを構築することができます。 カラーパレットを作る ひとつひとつ好きなように作るのはなく、全体を意識しながらひとつのスライドを作るようにします。スライドごとに色が違うと、統一感が失われるのでひとつのプレゼンとしてのインパクトも小さくなります。そこで、カラーパレットを用意して、その色だけでスライドをデザインするようにしてします。 あるプレゼンで用意したカラーパレット 白と黒を除いて、通常 6 色ほど用意しています。スライドの背景色を明るいもの、暗いもの両方用意する場合は、十分なコントラスト比を保てるように 2 色ほど追加する場合もあります。もちろん、色を絞ったからと言って統一感が出るとは限りません。例えば、赤色を使うときは重要な情報を伝えるとき、黄色は図にワンポイントを加えるときと、色の使い方もある程度決めておくと良いでしょう。 色は適当に選ぶのではなく、色を並べてバランスの良いものを選ぶのが最適です。パレットで用意したすべての色を 1

デザイン

認知の理解で変わるプレゼンスライドのデザイン

見やすいだけでは足りないスライドデザイン プレゼンテーションのスライドは読みやすく、できれば見た目も良くしたいと考える方は少なくないと思います。私もデザイナーの端くれですから、見た目の良いスライドを作ろうとしますが、読みやすい・見やすいのと、伝わることが完全にイコールとは言えません。読みやすい・見やすいプレゼンは、そのときは良かったと思えるものでも、思い出してもらえない場合があります。 SlideShare や Speaker Deck でスライドの共有がしやすくなったことで、スライドを見たら分かるようにすること、共有しやすいコンテンツに仕上げることを意識する方が増えました。しかし、スライドを読めば分かるようにしてしまうと登壇者がわざわざ話す必要性がなくなりますし、来場した方にその場でしか味わえない価値が提供できない場合があります。時間とお金をつかって来場している方に何かを残せないままでは、SlideShare でたくさん共有されたとしても、プレゼンテーションとしては失敗していると思います。 では、漠然とした印象さえ残すことができれば良いのかというと、そうでもありません。私の場合、昔から写真やグラフィックを大きくつかったスライドをデザインすることが多く、来場者に「綺麗なスライドですね」と言われることがよくありました。それは嬉しい反応ではありますが、肝心の内容は思い出してもらえないことがしばしばありました。魅せるという意味でのプレゼンテーションはうまくいっていましたが、何かを伝えるためのプレゼンテーションとしては失敗していたと思います。 しかし、そうした状況も変わり始めています。最近では 1, 2 年前にしたプレゼンテーションを思い出していただけることが増えましたし、

プレゼン

自己陶酔にならない、伝わるプレゼンのヒント

2014年11月から2015年1月にかけて、青森で『プロから学ぶ「伝え方」講座』というレクチャーシリーズが開催されました。日本マイクロソフトの春日井良隆さん、西脇資哲さん。株式会社スイッチの鷹野雅弘さんという錚々たるメンバーの中に私も講師として参加させていただきました。私もセミナー・ワークショップは場数をこなしているいますが、他の方々は桁ひとつ違うくらい講演しているベテラン陣。プレッシャーもありましたが、参加者のプレゼンの審査を含めて良い経験になりました。 自分中心になっていないか プレゼンテーションのスライドは SlideShare や Speaker Deck へアクセスすれば、たくさん見ることができます。また、TED のように、動画でしっかりプレゼンテーションを見ることもできるようになりました。セミナーへ足を運ばなくても、情報を得ることができるのが魅力ですが、こうしたサービスには負の影響もあります。 ひとつは、講演者がオンラインで共有することを前提に作ってしまう点。これ自体は悪くありませんが、来場者以外でも分かるようにするあまり、必要としない情報をスライドに盛り込んでしまうことがあります。共有することが先立ってしまい、会場にわざわざ足を運んでいる来場者には適したスライドになっていない場合があります。スライドを朗読しているだけというプレゼンテーションでは伝えたいことも伝わりません。 SlideShareでは講演で使用したスライドではなく、SlideShareで公開することを前提にした独自コンテンツも公開されています。 もうひとつは、プレゼンテーションの目的が『魅せる』になってしまうことがある点。Speaker

プレゼン

結ぶWebを作っていこう

7月9日と17日に楽天トラベルサマーフォラム 2012が開催されました。全国の宿泊施設に関わるおよそ 2,000名の方々が、東京と大阪に集結。楽天トラベルという名のひとつのコミュニティの「お祭り」と言えるイベントでした。こうした大きな舞台で話すということで当日の直前まで緊張していましたが、基調講演後にあった名刺交換の列は、フォーラム史上最長の大盛況でした。お客様の中で「今までで一番良かった」と言ってくださる方もいて、正直ホッとしました。 フォーラムでは、基調講演、分科会、ミニセッションと3つの講演を行いました。大きな世界観の話から、実践的なことまで様々な切り口で話しましたが、ひとつのテーマとして「結び」があったと思います。 世界中の人々とネットワークで繋がっていることから、 Web は情報拡散や自己アピールをする場に適しているように見えます。Webを大きなインタラクティブビルボードのように捉えた作り方をしているところは少なくありませんが、私は Web のポテンシャルを最大限に引き出すのはアピール以外のところにあると長年信じています。Webは一方的なアピールをする場ではなく、人と人、人と情報、情報と情報を結び付ける場であり、それらの結びつきをいかにデザインするのかが課題だと感じています。 不特定多数にバラまくのではなく、小さく繋がる(結びつく)ことで、少しずつ広がるのが Webの特徴です。こうした考え方はオフラインでもありますが、

プレゼン

Shift3で人と社会の変化について話しました

撮影: 飯田昌之 12月17日に CSS Nite 年末恒例イベント Shift3 が開催され、私はそこで「不景気から学べる今後のサイト制作のありかた」という題名で 10 分間のプレゼンをしました。不況に関しては昨年の Shift2 でも話したので、これで2年連続になります。去年は実感していた方が少なく、ピンと来なかった方もいたと思いますが、今年は直撃した方も多いかと思います。人材派遣会社や就職関連の方と話す機会がありますが、やはり今年に入って Web 関連の仕事が減ってきたと仰っていました(DTPはさらに前だったそうです)。年度末に向けてまた仕事が増えると予測されますが、厳しい状態はまだ続くでしょう。 不況で真っ先に行う対策の中に「予算削減」というのがありますが、実はこれは短期対策であってビジネスの成長を逃す可能性があります。Andrew Razeghi 氏が昨年発表した「Innovating Through Recession」という論文で以下のような数値を発表しています(プレゼンでもこのうちの1つを話しました)。 1981〜1982年の不況下のなか広告にお金を使った企業はその後3年間売上を伸ばしている 1985年の不況下のなかマーケティングや広告に力を入れた企業は売上を

Webデザイン

3.4.U!で情報とテクノロジーの変化について話しました

2009年10月8日、JWDA・CSS Nite・PCC の共同イベント 3.4.U! にて「コミュニケーションの変化からみる今後のWebデザイン」とう題名で講演をしました。毎回セミナーに行くと数人知っている方にお会いするのですが、今回はほとんどいなかったので少しだけアウェーな感じがしました。それも恐らくビジュアルデザインやマーケティングなど Web という共通項があるものの、違う立場で仕事をしている方が集まるセミナーだったからかもしれません。こうした場にあまり参加したことがなかったので、新鮮でもあり良い体験をさせていただきました。私の前に話をした un-T factory の中川さん、ニューロテクニカの細野さん共にプレゼンが上手だったという意味でも刺激になりました。 いろいろ技術が出て来ては消えています。人によっては何を学べば良いのか分からなくなったり、覚えることが多過ぎて気が滅入ってしまうこともあるでしょう。しかし、残る技術には共通している部分が多いです。人が Web 上でどのように情報を扱っているのか、何を欲しているのか、人と人がどのようにコミュニケーションをしているのかといった部分に注目すれば、どのような技術を使って補助するのが最適かも見えてくるのではないでしょうか。 環境問題を考えるとき、「Think Globally, Act Locally」というフレーズを使うことがあります。地球規模で環境問題についての情報を集めたり意見交換をすると同時に、まずは身の周りから具体的なアクションをとろうという意味です。

IA

CSS Nite LP7 で IA に関する講演をしました

撮影: 飯田昌之 2009年9月12日ベルサール神田にて CSS Nite LP, Disk 7「IAスペシャル」が開催されてました。IA を語るならこの人と呼ばれる方々から様々な視点の IA を聞くことが出来ました。6時間という長丁場で、しかも相当量の情報があったと思うので消化するのは少し時間がかかるかと思いますが、既に たくさんの方 が、レポート&感想を書いています。 私はイベントの一番最後に「IAからWebサイトデザインへの突破口」という題名でプレゼンを行いしました。長丁場の終盤だったので来場者の多くは疲れていたと思います。そんな中で漠然とした内容のプレゼンを聞いても頭にピンと来なかった方も多かったのではないかと心配していますし、伝える力が足りなかったのではないかと反省しています。幸い Twitter 上では、プレゼン力に高い評価を頂き大変感謝をしています。今回、出演されている他の方々と同じ場所で話すということ。そして一番最後ということでプレッシャーもありましたが、それゆえプレゼンには細心の注意を払って当日に挑みました。 それが結果に繋がったのは良かったですが、プレゼンのインパクトだけが残って内容が残らなかったのではないか、思惑(テーマ)が来場者にきちんと行き届いたのかが分からない講演になってしまったのが私の反省点です。 実は共有知識になっていないという事実 私のセッションだけでなく他にもいえることですが、今回は IA

コンテンツ

SwapSkillsでコンテンツの話をしてきました

しばらくセミナーで話をするという機会がなかったわけですが、先日SwapSkills 2009 vol.3にて「ウェブに向けたコンテンツ配信と戦略」というタイトルでプレゼンをしてきました。以前からこちらのサイトでも「 コンテンツを活かすためのサイト制作」という記事で改めてコンテンツを意識したウェブデザインの提案をしたほうが良いのではないかと書きましたが、さらに話を広げたのが今回のセッションでした。そもそもウェブのコンテンツは他媒体と何処が似ていて何が違うのかといったところから、効果的なコンテンツと呼ばれる6要素とその事例といった具体的なものまで紹介しました。 「コンテンツは王様だ」という言葉がありますが、その割にはウェブサイト構築において、コンテンツの作り込みは最後のほうにあるケースがあります。また、コンテンツと最も密接な関係にあり、なおかつビジュアルやインタラクションを繋げる役目であるマークアップも、最後の行程にあることもしばしば。コーディングをする方は最善の努力をしているものの、コンテンツを意識したマークアップというより、ビジュアルを保持するためのマークアップになっている場合もあるのではないでしょうか。ウェブサイト構築の行程をみるとコンテンツを王様のように作れていないケースがあると思います。 Web Directionsなどを通じて海外の方がどのようにサイトを構築していくのか見れる機会がありましたが、彼等はマークアップをしてからビジュアルを少しずつ付け足しています。Photoshop や Illustrator などを使って青写真は作っているものの、実際の作り込みはすべてマークアップがしてある文書上で行っているという印象を受けました。理想的な形のデモンストレーションと捉えることは出来ますが、ページ、サイトの情報構造を意識したり、ウェブの特性を活かしてコンテンツを掲載することを考えると必然なのかなと思います。 今では導入が当たり前になりつつある CMS ですが、実は CMS がコンテンツを活かしたウェブサイト作りの妨げになる場合もあります。

イノベーション

Shift2で不況とイノベーションについて話しました

撮影: 飯田昌之 先日 CSS Nite のスペシャルイベント Shift2 が、デジタルハリウッド東京本校で開催されました。CSS Nite にはよく講演させていただいているイメージがありますが、実は今回のが今年で最初で最後でした。当初はスピーカーとして参加する予定ではなかったのですが、20分の講演をさせていただきました。今回は「reset.css: 不況が生み出す新たなウェブの可能性」で不況とイノベーションの関係について話をしました。 元々コードを表記するなど、今すぐ使える Tips について語ることが少ないですが、今回が今までの中で最もウェブデザインから遠ざかったところからウェブデザインの仕事について語ったプレゼンだったと思います。実践的な話が多い CSS Nite で、実践的ではない話をするのはチャレンジでしたし、僕としても今までとは違った切り口で話したという意味でもチャレンジでした。「不況」は毎日の仕事に直接関係ないかもしれませんが、今までのようにはいかないと気付かされる瞬間は度々出てくると思います。ウェブデザインの仕事を次のステージへもっていくためのヒントになっていれば幸いです。 プレゼンと一言でいってもいろいろな種類があると思います。技術関連のセミナーだと「役にたった」「知識が付いた」というのが評価の対象になるケースが多いと思います。その点はもちろん重要ではありますが、それだけではなく「インスピレーションになった」という部分も重要なのではないかと感じています。

プレゼン

Macを使った情報フィルターの考え方について話しました

11月に開催される Web Directions East の主催イベントで「Webデザイナーが知っておきたい情報ワークフロー」というタイトルのプレゼンをしました。お忙しい中、見に来ていただいた方々に感謝です。今回は実験的な意味も含めていつもよりトーンを強めて話をしてみました。これが良かったのか悪かったのか分からないですけど、次へ繋げるためにもいろいろ試してみようかなと思う今日この頃です。 情報過多と言われているウェブは、実はというとフィルタが破綻しているだけであるという仮説の基に話を進めていた今回のプレゼン。ツールや自分なりのワークスタイルを明確にして自分のフィルタを作っていこうという内容でした。お勧めのツールを紹介したいという思いもありつつも、ツールに合わせるのではなく、自分に合ったツールを見つけてほしいという思いがあったので、良いアプリケーションの見分けるコツを紹介するに止めました。この部分は賛否両論だと思いますが、プレゼンの後に続けて考えてほしいという意味ではアリなのかなと思います。 いつものことですが、スライドは無料でCreative Commons 表示-非営利-継承 2.1 日本というライセンスで公開されています。リンク付きの PDF なので関連サイトなどじっくり見たい方はぜひどうぞ。 information-flow.zip (Zip圧縮 25.9MB) プレゼンに使うビジュアルはストックフォトをはじめ、すでにあるものを再利用することが多いですが、時には自分で写真を撮影したりイラストを作ることがあります。今回はフィルタのアイコンを作りましたが、こちらを公開します。PNG形式なのでいろいろな背景に馴染むと思います。こちらはライセンスなしの完全無料なので商用でも何でも使っていただいても大丈夫です。

プレゼン

10月は3カ所で講演します

特定のトピックに縛られることなく、いろいろな形でプレゼンが出来るのは嬉しいですが、気付いたら 10月は三カ所で話すという忙しい月になってしまいました。ワークショップ後のはじめてのプレゼンになるので、成果を発揮出来たら良いのですが・・・。 WDEとのジョイントイベント 10月1日 19:00 @アップルストア銀座 11月に開催される Web Directions East の協力で「Webデザイナーが知っておきたい情報ワークフロー」というタイトルで話をします。Macに特化したものが多くなりますが、それ以外を使っている方も参考になる話も盛り込んであります パソナテックカンファレンス 2008 10月11日 16:00 @秋葉原UDXギャラリー 「Webに携わるみんなの未来を考える」という壮大なトピックでえふしんさんと対談します。少々大げさではありますが、以前やったふしんさんとの対談の続きのような感じになるかと思います。自分たち以外の方の意見も取り込めたら良いのですが、どうなるやら・・・。 セマンティックWebってなんだろう?「?」を「!」に変えてみる会議 10月18日 13:00 @デジタルハリウッド大学 WebSig会議に参戦です。「あなたが創るセマンティックウェブ」という題名で話します。セマンティックウェブに関して技術的側面から詳しく解説したり、

プレゼン

プレゼンワークショップを開催しました

あまりイベントを企画するということをしない私ですが、先日 bookslooe の坂本さんとの共催で「プレゼンテーション」をテーマにワークショップを開催しました。話す側と聞く側に分かれているセミナーではなく、ワークショップ形式で何かしたいよねという坂本さんの発案からスタートした今回の企画。何か有益な情報を得たか得てないかという表層的なものではなく、アイデアを共有したときに何がおこるのかという雰囲気やエネルギーに興味があったのでワークショップは以前からやってみたかったです。ミツエーリンクスさんのご協力も得て、設備も揃ったセミナールームで広々とワークショップを行うことが出来ました。 ワークショップは来ている方も能動的なアクションを必要とするのと、プレゼンの経験がないとなかなか発表し難いだろうということで、今回は告知をほとんどしない招待制をとりました。初めての試みで不安もあったわけですが、今回来ていただいた参加者の方のフィードバックを元にして再び同じトピックでワークショップをすると思います。 「魅力的で情報を効果的に伝えることができるプレゼンを定義しよう」というテーマで行われた 3 時間のワークショップ。プレゼンと一言でいっても、大きく「プラニング」「スライド」そして「スピーチ」の三つに分かれています。そこで、それぞれの要素に区分けしながら具体的な問題定義をしていきました。問題定義の後に実際どのようにすれば良いのか解決策を模索し、全員で共有という流れでワークショップを行いました。以前、伊藤賢さんのワークショップを受けたときに、個人ワークとグループワークをうまく組み合わせていたりと、彼の進め方は今回するのに参考になりました。 数多くの解決策や提案が出されましたが、結果的に 16 の項目に絞られました。以下が今ワークショップで出た「魅力的で情報を効果的に伝えることができるプレゼンにするための 16 のチェックポイント」

デザイン

デザインにもあるアジャイルプロセス

プログラマでインタラクションデザイナーとしても知られている Alan Cooper。日本でも「About Face 3 インタラクションデザインの極意」という書籍が最近出ました。そんな彼が最近 Agile 2008 というプログラマー向けのカンファレンスで基調講演をしたそうです。「The Wisdom of Experience」という名のプレゼンでスライドも観覧することが出来ます。 行程を分割し、成果物を明確に定義した後で次のフェイズへ移る「ウォーターフォール型」の開発では柔軟性に欠け、結果的にコストの増加やデザインの失敗に繋がると指摘。アイデア/企画フェイズからデザイン、設計、構築という大まかな流れは従来のウォーターフォール形式を継承するものの、それぞれのフェイズは重なり合うことで、コラボレーションが生まれます。構築はシンプルだったとしても、複雑な問題を解決しなければならない場合も少なくありません。効率よく構築してコスト削減するためにも、企画と構築は少人数で、デザインと設計は可能な限りアジャイル環境で進めて行く必要があると Cooper 氏は言います。 アジャイル開発のメリットはプロセスをより透明化 (文書化とは違う) を必要にする点にあると思います。開発プロセスをクライアントを共有することで、開発のどの部分が難しく、決定を迫られているのか明確になるでしょう。単に見た目を美しくするだけにフォーカスするのではなく、何がソリューションになるのか考える機会を与えてくれます。

セミナー

青森でウェブマーケティングの話をしました

この記事は「青森で3度目のセミナーをします」の続きにあたります。 今回は見事に岩手・宮城内陸地震に遭遇してしまったわけですが、無事にセミナーを終え帰宅することが出来ました。今回は青森県庁が主催しているウェブマーケティングセミナーのシリーズ第1回目で「ウェブという媒体を理解した情報発信とネットワーク作り」という題名で話をしました。第一回目ということで、「そもそもウェブマーケティングって何ですか」という部分を中心にイントロダクションのようなプレゼンを構築しました。 もちろん、ウェブマーケティングを解体していくと、様々な系統やアプローチが存在するので、それこそキリがない話ですが、今回はウェブでしか出来ない事、ウェブだからする価値があるマーケティングは何なのかを紹介しました。ウェブは大企業であったり媒体を持ってなければ人々にリーチ出来ないというわけではありません。小規模だから出来る事、有利なことも幾つかあります。 このサイトでも書いてきたことではありますが、ウェブの長所と短所を理解することで、そのポテンシャルを引き出すことが出来ると思います。特に利用者・顧客との関わり方は紙媒体や TV よりリアルでスピードを求められているような気がします。ウェブというバーチャルスペースにも関わらず、よりリアルな関係性を築く必要があるのは何となく矛盾した言い回しのように聞こえますが、ウェブマーケティングでもサイトを構築するときも共通して大事なところだと思います。ノウハウとはまた違うレイヤーではありますが、知っておきたい部分ではあります。 セミナー後と次の日は A+デジのメンバーをはじめ青森でウェブサイト制作をしている方達と食事をしました。ネットではコミュニケーションをとっている方もいますが、こうして会って話をする機会というのは貴重ですね。セミナーはこちらの一方的なので会話ではありませんし、懇親会以外でも会うというのも気楽で楽しいものです。 このサイトで告知したということもあり、セミナーではウェブサイト構築に携わる方も少なくなかったですが、

プレゼン

鳥のように食い、象のように糞をしよう

スゴいプレゼンをする人と言えば、真っ先にスティーブ・ジョブズが頭に出てくる方もいると思いますが、他にもたくさん素晴らしいプレゼンをしている方がいます。最近では YouTube などでその人のジェスチャーやスライドを使うタイミングを確認しながら見れる場合も増えてきているので、内容と共に参考にしたり学習したりしています。最近インスパイアされたといえば、「Presentation Zen」の著者である Garr Reynolds さんのプレゼン。Google で行ったプレゼンを YouTube で全編観覧することが出来ます。 この中で印象的だったのが Eat like a bird and poop like an elephant という言葉。つまりこのエントリーのタイトルである「鳥のように食い、象のように糞をしよう」ということになります。元々 Guy Kawasaki の言葉で、詳しくは Reynolds さんが書いた「Give it away

プレゼン

改訂版・ヤスヒサ的プレゼン8項目

Designer meets Designers は、久々のプレゼンでしたが、ほぼ合格点の出来だったと思います(来ていただいた方に満足していただいたかどうかは別評価ですが)。今までの反省点を活かして話し方を模索したり、Keynote 4 に登場した新しいアクションを追加するなど、今までと少し違った雰囲気になるように心がけました。もう2年くらい前に「ヤスヒサ的プレゼン」と題して自分が考えるプレゼンのコツを紹介しましたが、今回はその改訂版という位置付けで8項目紹介します。 専用アプリケーションを使う 今は SlideShare のようなサービスもあるので、Web上に公開するために HTML でなくてはならないわけではありません。Keynote や PowerPoint は、プレゼンテーション専用といっているだけあり、プレゼンに特化した便利な機能がありますし、完成度も断然違います。 スライドをしっかりデザイン 注目して欲しいわけですから、目を引くようなスライドでなくてはいけません。ディフォルト設定で書き込むのではなく、文字間隔、行間、書体を変えるだけでも随分印象が分かります。アイコンのような小さな画像でも良いので、絵は各スライドに1つくらいあると見やすくなるときもあります。 台詞は書かない 高橋メソッドのように子気味よくスライドが変わるプレゼンなら別ですが、「ところで」