内輪受けは止めにしようではないか LSD LAB で公開されている UIデザイナー不要説は、テクノロジーと付き合うデザイナーであれば一読しておきたい記事のひとつです。私が記事を読んで感じた課題は、 UI デザインが重要視されているかどうかということではなく、果たしてデザイナーは デザインを営業できているかどうかというところです。 たとえビジネスゴールが共有されていたとしても、デザイナーが考える UI デザインの価値と、それ以外の方が考える UI デザインの価値が異なることがあります。特にデザイナーが考える価値は、内輪受けになりやすいことが多々あるように思えます。デザイナーが「すごく良いよね」「イケてるね」というものは、ほとんどの場合デザイナー以外には理解されません。内輪で分かりやすい言葉や感覚で語りかけても、聞き手は「?」(価値を感じない)になってしまいます。 今でもデザイナーのなかでは「流行」「イケてる」と評価されているパララックスデザインは好例です。多彩な動きとビジュアルが融合する楽しいデザインですし、インパクトもあります。しかし、少し裏側を見れば青ざめてしまうサイトやアプリも少なくありません。激しい動きと巨大な画像によってメモリが多く消費され、CPU にも多大な負荷がかかっていることがあります。つまり、制作環境では完璧な成果物でも、2, 3