Yasuhisa Hasegawa

Yasuhisa Hasegawa

Web やアプリのデザインを専門しているデザイナー。現在は組織でより良いデザインができるようプロセスや仕組の改善に力を入れています。ブログやポッドキャストなどのコンテンツ配信や講師業もしています。

仕事

Q&A 複数の企業の中で働くってどんなかんじ?

> 複数の企業に所属してデザインのお仕事をされていると伺ったのですが、複数の企業で働くメリット・デメリットを教えてください。 これから1つの組織にとらわれない働き方が広がっていくのではないかと思うのですが、デザイナーとしてどんな気づきがありましたでしょうか? 分人プレー 中から外部視点で働きかける 数年前から組織に片足を突っ込んで、中からデザインの進め方の提案と実践を行うという働き方にしています(外部コンサルみたいなかたちで入ることもあります)。制作をガッツリするということはありませんが、データ解析、企画立案、ライティング、コーディングなど現場の『穴』を見つけては、そこに入って仕事をすることもあります。うちのサイトで取り上げているトピックにバラつきがあるのも、私の仕事を映し出しているからかも。 外部の制作者としてクライアントと関わると、中からでは見つけ難い視点を提案できたり、社内政治から外れた思い切った意見も言えることがあります。ただ、それだと理想論になりがちですし、内部の人も理想の形、やりべきことは分かっていることが多いです。それでも実践できないのは何か理由(課題)があるわけ

UI

Sketchから学ぶコンポーネントデザイン

部品から設計することに慣れる デザインツールとして Sketch [https://www.sketchapp.com/] や Figma [https://www.figma.com/] を推している理由のひとつにシンボルがあります。Adobe CC ライブラリ [http://www.adobe.com/jp/creativecloud/libraries.html] のアセット管理とは異なり、デザインした部品(コンポーネント)を拡張したり組み合わせることができるのが魅力。様々なスクリーンサイズに耐えられるように作るのはもちろん、 デザインを運用 [http://www.yasuhisa.com/could/article/governing-design/] していくには、部品からしっかりデザインできるのはこれからのツールでは必須です。 コードが書ける人、コードを書く思考が分かる人であれば、部品から作ってレゴブロックのように積み上げるという Atomic Design [http://patternlab.io/] 的な考え方は当然と思えるでしょう。なので、

ツール

Q&A おすすめSketchプラグイン

> 使用されているSketchのPluginを教えてほしいです! しゅんさん どんなUIデザイナーかで決まります Sketch [https://www.sketchapp.com] は UI デザインツールとして優秀なアプリです。日本ではまだまだ Photoshop が有力な現場が少なくないですが、欧米では Sketch が過半数以上を占めている状態です。およそ 2000 人のデザイナーを対象にしたデザインツールの調査 [https://uxtools.co/survey-2017/]によると、UIデザイン、ワイヤーフレームの定番は Sketch になっています(2018年1月現在)。 私の仕事でも欠かせないツールではあるものの、プラグイン [https://www.sketchapp.com/extensions/plugins/] の組み合わせ次第でまったく違う使い方になる場合があります。定番と呼べるプラグインはありますが、それ以外は自分の役割や仕事現場によって大きく変わります。Airbnb のようにオリジナルのプラグイン [https://github.com/airb

インターネット

Q&A 情報収集はどうやってしていますか?

> 情報収集方法についておしえてください。見ている情報源、使っているツール、コツなど。 匿名さん よく聞かれる質問のひとつです。 Twitter [https://twitter.com/yhassy] で、平日毎日情報発信しているので不思議に思われる方もいるかもしれませんが、特別な手法で情報収集をしているというより、時間の費やし方が違うかもしれません。 80%英語です 知人のブログ、又はソーシャルメディアから流れてきた興味深い情報以外は英語中心です。自分の仕事に関わる情報収集は、日本語のを見てもだいたいが英語圏の情報の焼き回しだったり、表層的なところで終わっているところもあるのでほとんど見ていません。学生時代からずっとそうやって情報収集しているので単なる習慣なのかもしれませんが …。 以下がよく見ているサイトの一部です。 Designer News [https://www.designernews.co/] ココを押さえておけば、日本のデザイン系まとめサイトを見なくて済むようになると思います。ここ 1, 2 年少々質が下がってきていますが、UI デザインに絞って全体

デザインシステム

良いデザインの原則と『立ち止まる』こと

「ブラウンとアップル [http://www.yasuhisa.com/could/article/braun-apple/]」という記事で、デザイナー Dieter Rams(ディーター・ラムス)が提案した良いデザインの10の原則 [https://www.vitsoe.com/us/about/good-design] を紹介しました。1970年代に提案されたものですが、現在にも通じる普遍性のあるメッセージです。これのアップデート版のようなものを、Co.DesignのSuzanne LaBarre さんが提案しています [https://www.fastcodesign.com/90154519/10-new-principles-of-good-design]。特にアプリや web サイトをはじめとしたデジタルプロダクトを意識した内容になっています。 1. 良いデザインは様々な影響を考慮している 2. 良いデザインは『スロー』である 3. 良いデザインは正直である 4. 良いデザインは政治的である 5.

iphone

2017年よく使ったiOSアプリ

今年もお世話になりました 生活だけでなく、仕事にも欠かせなくなってきている iOS アプリ。次々新しいものに変えるタイプではありませんが、1 年を振り返ると少しずつ変わっているようです。他にも使っているアプリがありますが、特にオススメのものを7つ紹介します。 Bear [https://itunes.apple.com/jp/app/bear-%E7%BE%8E%E9%BA%97%E3%81%AA%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E4%BD%9C%E6%88%90-%E3%83%86%E3%82%AD%E3%

ツール

現場で必要なデザインツールの見つけ方

ツールは表現から連携の時代へ 制作プロセスは、設計→デザイン→実装という真っ直ぐな線になっているように思われがちですが、あちこちに『溝』があります。関わる人が増えたり、心理的・身体的距離があれば、それだけ溝を埋めるための作業が増えていきます。 * 決裁者の意図・ビジネスの目的を読み取って具体的な要件にするための溝 * 要件を伝え、画面設計に落とし込むときの溝 * 画面設計から適切だと考えられるビジュアル言語を作るときの溝 * ビジュアルデザインから人々が見て、触れるような状態にするための溝 デザインツールはデザイナーの都合で選べば良いわけではなく、ツールによってはプロセスの溝を深いものにしてしまう場合があります。 Photoshop や Illustrator のような従来のデザインツールと、過去 5 年くらいに登場したデザインツールの大きな違いは、デザインプロセスにおいて解決したい課題が違うところです。前者はデザイナーの表現力を高めるツールで、今まで手作業でやっていたことを自動化してくれたり、表現が難しかったことを形にすることができます。 こうしたツールはデザ

UI

デザインの運用って何ですか?

公開しても終わらない コンテンツマーケティングの文脈でコンテンツの運用という言葉を耳にすると思います。いつ、誰に、何を、どのように配信するかを決めて、複数人で実践していくには運用が欠かせません。新しいコンテンツを作り続けなければいけませんし、現存コンテンツの維持・管理も必要になります。 コンテンツの運用で「公開したらあとは待つのみ」「納品したら終わり」という考えはありません。放置するとたちまち埋もれてしまい、存在していないのと同じになります。また、利用者の趣向・動向に合わせてチューニングをしていかなければ、ますます遠い存在になります。 公開したらデザインの仕事が終わるわけではないという意味でコンテンツの運用と似ていますが、デザインの運用は以下の点を解決することを目的とします。 * コンテンツの量に依存した『固い』デザインにしない * 基本的なことであれば短時間で実装ができる * 誰が触っても最低限の品質が担保できる * 一貫性のあるデザインが実装しやすくなる * ひとりのスターデザイナーに頼り切らない * 必要に応じて変更・改善し続けることができる CMS を導