Yasuhisa Hasegawa

Yasuhisa Hasegawa

Web やアプリのデザインを専門しているデザイナー。現在は組織でより良いデザインができるようプロセスや仕組の改善に力を入れています。ブログやポッドキャストなどのコンテンツ配信や講師業もしています。

ブラウザ

IE6から先へ行くための提案が必要

YouTube [http://www.techcrunch.com/2009/07/14/youtube-will-be-next-to-kiss-ie6-support-goodbye/] やDigg [http://www.techcrunch.com/2009/07/10/can-you-digg-it-maybe-not-if-youre-stuck-on-ie6/] といった海外でアクセスの多いサイトが次々と IE6 のサポートを中止する動きを見せています。YouTube は他のブラウザに変更するメッセージの表示以外に具体的にどのようなサポートを止めるのかが分かりませんが、Digg では、コメントや Digg ボタンといったサイトのコア機能のサポートを止めることを考えているそうです。このニュースに影響されたのか、Twitter では、「IE6 Must Die [http://twitter.com/#search?q=IE6%20Must%20Die]」が、トレンドトピックにランクインしましたし、Twibbon [http://twibbon.com/join/IE6-M

ixd

ジェスチャーを使ったモバイルコミュニケーション

マルチタッチやタップによるソフトウェアとのインタラクションが携帯電話で増えてきました。スクリーンに直接触れるという直感的な操作が魅力的ですが、指を使った操作だけでなく、ジェスチャーを使った操作も近年注目を浴びています。 Nintendo Wii [http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000WN67L6/could-22/ref=nosim/] のようなゲームデバイスもそうですし、日本の携帯電話にはモーションセンサーが実装されたものがあり、ゲームなどに利用されています。iPhone でも Friend Book [http://tapulous.com/friendbook/] のようなアプリは握手をしているようなジェスチャーでコンタクトの交換が出来るような機能があります。 デバイスに触れる操作だけでなく、ジェスチャーを使った携帯電話の操作にはどのような可能性が秘められているのでしょうか。Nokia Research Center [http://research.nokia.com/] では、フィールドスタディをしながらジェスチャ

iphone

iPhone / iPod Touch 向けのアート系アプリ

仕事効率の向上や生活に役立つ iPhone / iPod Touch アプリを使うのも良いですが、たまにはゲームやお楽しみアプリも欲しくなります。「使う」「遊ぶ」アプリはたくさん存在しますが、いずれとも言い難いのがアート系アプリ。 表現者にとって新たなプラットフォームになりつつ App Store。公開されているアプリは作品のショーケースというより、彼等が作ったシステム上で遊んだり、自分の表現を生み出すアプリになっています。今回はあなたのクリエイティブを刺激するアート系アプリを幾つか紹介します。 Bloom [http://www.generativemusic.com/bloom.html] (450円)Brian Eno がプロデュースした iPhone アプリ。タップするだけで不思議な音楽と映像を作り出すことが出来る21世紀の楽器クレヨン・フィジックス [http://www.dothehudson.net/jp/app/crayon-physics/] (600円)ハドソンの iPhone アプリ。描いた物体が重力を帯びてリアルに落ちるパズルゲーム。Fat Tag [htt

UI

ワイヤーフレーム制作の5つのアプローチ

ワイヤーフレーム [http://bit.ly/HMc0f] を作るときに、とりあえず「どのソフト・道具を使って作ろうか」という考えが先に来てしまいますが、どのようなワイヤーフレームを作るのかのほうが重要です。情報をどれだけ見せるのか、何を表現したいかによってワイヤーフレームの見せ方が異なります。つまり、サイトの属性や目的に応じてワイヤーフレームの作り方を調整するとより効果的になります。また、予算や時間に合わせてワイヤーフレームを作成する目安にもなり、制作チームやクライアントとの情報共有がしやすくなる可能性があります。 ワイヤーフレーム制作は、主に5つのアプローチが考えられます。それぞれメリット・デメリットがあり、得意分野も異なります。複数を組み合わせたり、アレンジすることで目的にあったワイヤーフレームを作ることが可能になるでしょう。 コンテンツブロック型 内容や記載せず、おおまかなブロックで枠組みするワイヤーフレーム。サイト制作の早期から導入出来る制作方法で、制作時間もかかりません。ソフトウェアを使って制作することが出来ますが、コンテンツを入れない段階なので、紙上でも素早く作るこ

UI

ユーザーが考えるブラウザの未来

Mozilla は去年からコンセプトサイト [http://labs.mozilla.com/projects/concept-series/] で未来のウェブの使い方の提案をしています。セミナー [http://www.yasuhisa.com/could/diary/websig-semanticweb/]でも紹介したことがある、Adaptive Path の Aurora [http://adaptivepath.com/aurora/] が有名ですね。コンセプトサイトだけでなく、Flickr の mozconcept [http://www.flickr.com/photos/tags/mozconcept/] というタグから、利用者が提案した様々なコンセプトデザインを観覧することが出来ます。 利用者が考えた優秀なコンセプトデザインが見たい方は、Design Challenge: Summer 09 [http://design-challenge.mozilla.com/summer09/

Discovery - LP
音楽

Discovery - LP

Discovery [http://pitchfork.com/artists/27811-discovery/]という名前にピンと来なくても Vampire Weekend (VW) の Rostam Batmanglij と Ra Ra Riot (RRR) の Wes Miles のユニットと言えば、ちょっと聞いてみようと思う方もいるのではないでしょうか。VR、RRR 共に 2008年にアルバムをリリースしており、共に良作でした。私はどちらかというと RRR のほうが好みだったりしますが。今熱いニューヨーク出身のインディロックバンドのコラボといえば聞きたくなるではありませんか。 ただ、両バンドの音楽が好きな方がそのままのイメージを抱きながら聞くと、びっくりするかもしれません。アルバムは全編シンセサイザー、ノイズ、そして Auto-Tune (日本語ではロボットボイスとでも言うのだろうか) のボーカルで構成されており、いかにも今風の雰囲気です。曲によってヒップホップや R&B のようなメロディもあります。Jackson 5 の「

インターネット

「セマンティックなマーク付けとメタデータの活用」に参加してきました

[http://www.flickr.com/photos/yhassy/3697215233/]先週の土曜日になりますが、サイバーガーデンbiz [http://cybergarden.biz/]主催、神崎正英さんによる「セマンティックなマーク付けとメタデータの活用 [http://cybergarden.biz/semantic/] 」というセミナーに参加してきました。2時間半という長丁場でしたが、セマンティクウェブというスケールの大きい話なので、時間がいくらあっても足りない感じがしました。その中、神崎さんの見解も交えてコンパクトにまとまった内容だと思いました。 スライドは既に公開されているので [http://www.kanzaki.com/works/2009/pub/0704pcs.html]参考にどうぞ。 何が簡単でシンプルなのか 今回のセッションで「簡単」と「シンプル」という言葉が何度も出てきました。神崎さんがこの言葉をどのような意味を含めて語っているのかが重要だと思います。例えば、クライアントや利用者のためにウェブサイトを作るという仕事をしている視点から「簡単」や

ニュース

ジャーナリストを中心とした新しいビジネスモデル

最近イランと政治 [http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/01/news062.html]という話題が Twitter を中心に話題になっています。従来、ジャーナリズムといえば取材した情報に編集を加えて媒体に適した形で配信するという、いわばパッケージングされた情報でした。最近では、まずいちはやく情報を配信して、配信しながらニュースの全体像を徐々に形作るプロセス型のジャーナリズムが登場しました。Twitterだけでなく、Guardian のライブブログ [http://www.guardian.co.uk/global/blog/2009/jun/23/iran-crisis] はその一例です。ジャーナリストがプロセス中心の情報配信になっただけでなく、従来読者と呼ばれていた方もプロセス型になっており、ニュースサイトにそういった機能を組み込んでいるところもあります。CNNが運営している iReport [http://edition.cnn.com/ireport/] は、市民ジャーナリスト向けの動画サイト。利用者が動画を共有する別サイ

仕事

Progressive Enhancementに関する調査結果

このエントリーは「質問: ウェブサイトの見た目は同じにしなければならないか? [http://www.yasuhisa.com/could/announcement/question-progressive-enhancement/] 」の続きにあたります。もう1ヶ月前になってしまいましたが、ついに結果を発表出来るようになりました。有効回答数は 134 とサンプルとしては良い数になりました。ひとつの調査結果として捉えるには十分な数ですが、私のサイトと Twitter で告知したということもあり、若干偏っている可能性があるのでご了承ください。前回のTwitter経由でいただいた回答 [http://www.yasuhisa.com/could/article/ask-twitter-progressive-enhancement/] も一緒にご覧になるとおもしろいかと思います。 回答に参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。 回答された方の役職はコーダーとデザイナーが半数を占めるものの、様々な役職の方が均等にいるという印象があります。今回は複数回答をアリにしましたし、特

Twitter

Ask Twitter: ウェブサイトの見た目は同じにしなければならないか?

このエントリーは「質問: ウェブサイトの見た目は同じにしなければならないか? [http://www.yasuhisa.com/could/announcement/question-progressive-enhancement/] 」の続きにあたります。やっと明日に結果レポートを出せる状態になったので、まずは Twitter [http://twitter.com/yhassy] 経由でいただいたウェブサイトの見た目や Progressive Enhancement に関する意見をまとめて紹介します。アンケートだけでなく、こうして意見まで送っていただき感謝しています。140文字内でこれだけの情報を詰め込めるのかと関心してしまう意見も多数です。 Progressive Enhancement を簡単に説明すると「ブラウザに応じて最適だと考えられるインタラクションと見た目を提供する」になるかと思います。ただ、この説明文だけ読むとブラウザによって異なるデザイン/レイアウトを作らなければならないという印象を与えかねません。実際はそうではなく、新しいブラウザで見ると text-shad

コンテンツ

SwapSkillsでコンテンツの話をしてきました

しばらくセミナーで話をするという機会がなかったわけですが、先日SwapSkills 2009 vol.3 [http://swapskills.info/archives/236]にて「ウェブに向けたコンテンツ配信と戦略 」というタイトルでプレゼンをしてきました。以前からこちらのサイトでも「コンテンツを活かすためのサイト制作 [http://www.yasuhisa.com/could/article/learn-and-promote-content/] 」という記事で改めてコンテンツを意識したウェブデザインの提案をしたほうが良いのではないかと書きましたが、さらに話を広げたのが今回のセッションでした。そもそもウェブのコンテンツは他媒体と何処が似ていて何が違うのかといったところから、効果的なコンテンツと呼ばれる6要素とその事例といった具体的なものまで紹介しました。 「コンテンツは王様だ」という言葉がありますが、その割にはウェブサイト構築において、コンテンツの作り込みは最後のほうにあるケースがあります。また、コンテンツと最も密接な関係にあり、なおかつビジュアルやインタラクションを繋げる

インターネット

ブラウザは知るべき存在だと思う

この記事は「ブラウザって何ですか? [http://www.yasuhisa.com/could/article/what-is-browser/] 」の続きにあたります。> @zerobase [http://twitter.com/zerobase/status/2247922609] 「誰がインタビューを実施し、結果を公表したか(その意図は何か)」への批判的な考察も書かれたほうがよいかも > “回答者の多くの方が「ブラウザ=検索」という認識を持っているみたいですね” ぜひ石橋さんの意見を伺いたいところですが、私もほうも肯定的に「ブラウザは見えない存在になっているのね。良かったね!」と考えているわけではありません。 利用者がウェブから取得したデータをどのようにブラウザで表示されるかどうかといった仕組みは知る必要はありません。ただし、ブラウザが分からないとなると、セキュリティへの理解も低いのではないかという懸念もあります。特別な知識やセキュリティソフトがなくても、ブラウザという窓口を利用しているのだと理解しているだけで予防出来ることは少なくありません。例えば、アドレスバーの URL

デザイン

ポッドキャストで感性とデータのデザイン

以前「感性によるデザイン データによるデザイン [http://www.yasuhisa.com/could/article/emotionaldesign-datadrivendesign/] 」という記事で、データ、感情、経験、発想といった要素がどのようにサイト制作に影響するのか書きました。結局バランスの問題だよね、と言ってしまえばそれまでの話なのかもしれませんが、実際どのようにバランスをとれば良いのでしょうか。4月からスローペースで ポッドキャスト [http://www.yasuhisa.com/inflame/] を再開しているのですが、2回にわたって感情によるデザインとデータによるデザインに関する話をしました。 * IC #141 May 13 2009 [http://www.yasuhisa.com/inflame/show.php?s=141] (前編) * IC #142 June 18 2009 [http://www.yasuhisa.

ブラウザ

ブラウザって何ですか?

IT関連の仕事をしている方にとっては恐ろしく簡単なこの質問。私たちなら使っているブラウザの名称に応じて人のタイプを無意識に分類してしまいそうですよね。では、この質問を一般の方に向けたらどんな答えがかえってくるのでしょうか。Google の従業員がニューヨークで街頭インタビューをしたのが上のビデオになります。 回答者の多くの方が「ブラウザ=検索」という認識を持っているみたいですね。ビデオによれば、50人の回答者の中でブラウザ名を応えたのは全体の 8%。ブラウザはソフトウェアとしての捉えている方は少ないということになります。自分が行う行為そのものがブラウザというソフトウェアと融合しているのでしょう。 これと同じ質問を日本をはじめ、他の地域で行うとまたレスポンスが変わるかもしれませんが、ブラウザ=ソフトウェアと考えてる割合はそれほど変わらないのではないかと思います。こうした捉え方は、良い傾向なのかもしれません。ソフトを立ち上げて使っているというよりかは、自分がしたいことをするための、幾つか開いているウィンドウのひとつという存在が今のブラウザなのかも。身近な存在になっていると同時に、常に開

Twitter

Weekly Popular Twit Links 090612

Bacon Scented Bacon Print Tuxedo [http://bit.ly/ZYf5k] ベーコンの見た目を再現しているだけでなく、香りも豊かなタキシードQuote from Raymond Chandler [http://bit.ly/FStWl]テクニックの話をし始めたのはアイデア切れの証拠であるStop motion for STM [http://bit.ly/U2zaA]モントリオールにある電車線のコマーシャル。アナログ感が素敵Snow Leopard – Accessibility [http://bit.ly/3jenFA]いろいろよくなっているアクセシビリティ。日本語化されてたら最高Storm Troopin’ [http://bit.ly/MkH5i/]毎週必ずあるのとではないかと思わせるスターウォーズネタcamera candle [http://bit.ly/JMvz9]カメラの形をしたロウソク。別にカメラとして使えるというわけではないThree founders

UX

利用者がサイトを去るときの感情

アクセスしたウェブサイトから離脱する理由はいろいろあると思います。目的を達成したのであれば最高ですが、そうでない場合もあります。利用者がサイトを去る理由はサイトによって異なると思いますが、共通した思いを抱いていることもあります。ちょうど1年くらいの記事ですが「 25 reasons users STOP using your product: An analysis of customer lifecycle [http://andrewchenblog.com/2008/06/29/25-reasons-users-stop-using-your-product-an-analysis-of-customer-lifecycle/] 」で、利用者がサイトを利用しなくなったときの感情や思いをリストアップしています。主にソーシャルサイトを意識したものになっていますが、ウェブサイト全般にもいえることで思い当たるところを以下にリストしてみました。 * なぜこれが自分にとって価値があるのか分からない * なかなか表示してくれない * いろいろしたいわけじゃない * 登録してまで利用し

apple

ウェブサイト制作にも参考になるAppleアプリの作り方

以前紹介した LittleSnapper [http://www.yasuhisa.com/could/article/littlesnapper/] をはじめ、Macには無料・有料ソフトウェア問わず UI が洗練したものが数多く存在します。「Macらしいアプリ」と言えるかどうかはインターフェイスと大きく関わっているかと思います。Appleアプリの開発者はどのように形作っているのでしょうか。TechRadar UK の「Before you buy: how Apple software is born [http://www.techradar.com/news/computing/apple/before-you-buy-how-apple-software-is-born-601111] 」という記事で CoverScout 3 [http://www.equinux.com/us/products/coverscout/] の開発プロセスをインタビュー形式で紹介しています。 大まかにコンセプトを固めるアイデアフェイズ、プログラムなどをする開発フェイズ、そしてバグフィックス

microsoft

Windows 7 デスクトップのデザインプロセス

Macユーザーではありますが、10月発売が決定した Windows 7 は結構期待しています。Vista で見つかった問題をどのように解決したのかという点も気になりますが、パソコンを利用する方達にどのようなソリューションを提案しているのかも興味深い点です。既にスクリーンショットやスクリーンキャストがウェブ上で出回っていますが、期待値が上がる UI や機能が幾つかあります。 Windows 7 のデスクトップはどのようにデザインされたのでしょうか。今年3月に開催された MIX09 [http://live.visitmix.com/]で、マイクロソフト シニア UX デザイナー Stephan Hoefnagels 氏が「 Designing the Windows 7 Desktop Experience [http://videos.visitmix.com/MIX09/C26F] 」というプレゼンをしました。デスクトップの細部にフォーカスして徐々に問題解決し、目指すゴールに近づけるプロセスを分かりやすく説明しています。以下に気になった部分を箇条書きしておきます。 * Wind

Twitter

Weekly Popular Twit Links 090605

Commons:Picture of the Year/2008 [http://bit.ly/NxU5S]素晴らしい写真集・・・7番目はなんだ?Ian Fleming: The Hourseman [http://bit.ly/DP3Jw]彼の Flickr [http://www.flickr.com/photos/ianidas/]ページも必見ですよJoo Youn Paek: Self-Sustainable Chair [http://bit.ly/11T7ZX]座りたいときにいつでも座れるようになりますWho Needs TV? [http://bit.ly/FFtEB]アメリカの話ですが、TVが必須アイテムと考えている人は半数しかいないみたいですScotland’s No1 Male Barbie

CSS

TypeKitから始まるウェブ文字革命

今月はじめに John [http://johnfallsopp.com/] が来日したときに「フォント関連で近々発表があるんだよね」と言っていたのですが、ついに全貌が明らかになったようです。Jeffrey Veen [http://www.veen.com/jeff/] を中心に TypeKit [http://blog.typekit.com/2009/05/27/introducing-typekit/] というプロジェクトが立ち上がる模様です。既に WebKit, Opera 10, Firefox 3.1 3.5 でサポートされている @font-face [http://www.w3.org/TR/css3-webfonts/] 。利用者のパソコンにあるなしに関係なく指定のフォントが使えるようになります。つまり、今まで仕方なく画像文字にしていた部分もテキストで処理可能になる可能性があります。 @font-faceでまず問題になるのが著作権に侵害しないかどうかという部分です。多くのフォントはウェブ上での配布を禁じていますし、@font-face

UI

いろいろあるインタラクティブ・テーブル

マルチタッチで操作可能なインタラクティブ・テーブルといえば Surface [http://www.microsoft.com/surface/] が有名ですが、他でも同類のテーブル(もしくは壁)が開発されています。カフェ、図書館、カンファレンスなど人がたくさん集まる場所にあると便利そうなインタラクティブ・テーブル。今回は GUI の見せ方も含めて興味深いものを幾つか紹介。アート作品から実際使われているものまで集めて参りました。リンク先のサイトには動画が掲載されているので、読むよりまずは見て体感すると良いと思いますよ。 Maeve [http://portal.mace-project.eu/maeve/]ドイツの University of Postdam で開発されているテーブル。専用カードを置くことで情報むことが出来たり複数のカードの情報の関連性を視覚化してくれます。Processing [http://processing.org/]とGestait [http://www.wortwechsel.biz/gestalt/] で開発されたそうです。Remotable [ht

インターネット

2009年的な影響力をもつ方法

今日 kengo [http://kengo.preston-net.com/]さんの tweet 経由で Twitter Grade [http://twitter.grader.com/yhassy] というサービスを知りました。Twitter上での影響力を調べるツールで、点数も付けてくれます。どうやって点数を付けているのかと思いこちらの記事 [http://grader.com/blog/how-does-twitter-grader-calculate-twitter-rankings/] を読んでみることに。フォローや更新数の多さから換算するような人気順ではなく RT や、@ といった他利用者とのインタラクションの頻度や誰にフォローされているのか(しているのか)といった関係も点数に影響するみたいです。ランキング [http://twitter.grader.com/location/?Location=Tokyo%2C+40%2C+Japan] をみると単にフォロワーが多かったり更新頻度が高ければ上位にいっているわけではないというのが分かります。 影響をもつためのステップ

デザイン

質問: ウェブサイトの見た目は同じにしなければならないか?

東京・京都で開催された Web Directions East ワークショップ [http://east.webdirections.org/] にて、ジョンの通訳として参加させていただきました。同時通訳でもなければ、プロの方がされるような完全な言葉の伝達ではない形でしたが、よりインタラクティブな対話が出来たのではないかと思います。遠く離れた2カ所で開催されたワークショップでしたが、共通して盛り上がったディスカッションが「ウェブサイトの見た目は同じにしなければならないか?」というトピックです。 この話題は私のサイトでも何度か挙って [http://www.yasuhisa.com/could/article/dowebsitesneedtolookexactlythesame/] いますが、「同じ見た目」という言葉だけでも随分捉え方が違いますよね。講師をしていた John にとっては「ほとんど同じだから良い」という装飾でも他の視点から見ればそうではない場合があります。最大公約数でポテンシャルを削ぎ落としてまで同じように見せる必要があるのか、実際、複数のブラウザで観覧するユーザーがどれ

ビジネス

共創のためのビジネスモデル

前回の共創に必要な価値観 [http://www.yasuhisa.com/could/article/co-creation/] という記事で、幾つかある共創のタイプ、そしてその特徴について紹介しました。市場に新たな価値を生み出す鍵といわれていますが、IDEOの Tim Brown も共創が今後の経済に必要だと考えている方のひとりです。Ideas Project のインタビューシリーズに彼が出演している [http://ideasproject.com/idea_person.webui?id=3407]のですが、そこで様々な興味深いアイデアを提案しています。 よいサービスとは、消費者/利用者が何もしなくて済むものではなく、消費者が参加したくなるようなものを指すと Brown 氏は説明しています。 参加型の経済メカニズムを専門用語でいうと参与型経済 (Participatory Economy) [http://tinyurl.com/r2etzm] と言います。労働者と消費者が共創するモデルで、資本主義経済とは異なりますし、すべてを中央化して平等に分け与える社会主義モデルと

アイデア

共創に必要な価値観

市場に新たな価値を生み出す鍵といわれている「Co-Creation (共創)」。この言葉自体を使わなかったとしても、ネットをはじめ様々なシーンで共創が行われています。では実際、どのような共創が存在するのでしょうか。そして、成功している共創には共通した特徴があるのでしょうか。アムステルダムのコンサルティング会社 Fronteer Stratery [http://www.fronteerstrategy.com/fronteer_strategy.html] が CO-CREATION’S 5 GUIDING PRINCIPLES [http://fronteerstrategy.blogspot.com/2009/04/co-creations-5-guiding-principles-or.html] という6ページのホワイトペーパーを公開しています。この資料では、4つの共創タイプ、5つの特徴を紹介しています (PDFダウンロード [http://www.fronteerstrategy.com/co-creation_files/Fronteer%20Strategy%205