Yasuhisa Hasegawa

Yasuhisa Hasegawa

Web やアプリのデザインを専門しているデザイナー。現在は組織でより良いデザインができるようプロセスや仕組の改善に力を入れています。ブログやポッドキャストなどのコンテンツ配信や講師業もしています。

デザインと人 - 25 Interviews
デザイン

デザインと人 - 25 Interviews

先週のえふしんさんとのポッドキャスト [http://www.yasuhisa.com/inflame/show.php?s=125] で、師事したり目指す対象になる巨匠のような存在が Web に不足している(もしくはいない)と話しました。そう痛感した理由のひとつがこの書籍を読んだからです。佐山一郎さんが過去 10年に行ったインタビューが一冊にまとまっています。原研哉、横尾忠則、石橋寛、タナカノリユキ など『デザイン』に関わる巨匠達がジャンルを問わず一挙に揃っている本も少ないと思います。 インタビューの時期はそれぞれ違うものの『デザインとは』という一環としたテーマがあり、ひとつ読み終わったあと、そして全部読み終わったあとにそれぞれ考えさせられます。佐山さんの丁寧かつ鋭い質問やコメントが間に入っているのが、文章に良いリズムを作り出しているような気がします。インタビューのプロフェッショナルとデザインのプロフェッショナルが会話をしている・・・そんな雰囲気が全体にあります。 書籍に登場している方達すべてに言えることですが、業界のトップにいてもデザインに対して切実で何かしようと今でも積極的に

インターネット

課金サービスの行方

4月の回 [http://www.yasuhisa.com/could/diary/meetup-april2008/]に引き続き百式の田口さん [http://www.100shiki.com/] が主催する勉強会に参加してきました。毎回、当日までテーマが分からないドキドキな集まりですが、今回のテーマは「課金」。最初にどんなサービスにお金を払っているかみんなで出し合いました。ISPやサーバーをはじめ皆さんいろいろなサービスにお金を払っている模様。自動的に購読が更新されているものや、一度クレジットカードを登録しておくと短いプロセスで購入出来るサービスは強いなという印象がありました。 コンビニ決済をはじめネットでものを買うための方法は幾つかありますが、どうやらカード決済が 57% で現在最も多いそうです(20歳以下だと別ですが全体的にみて)。数年前だと「カードは敷居が高いよね」というイメージがありましたが、徐々にそうとはいえなくなっているようです。それより敷居が高いのが購入完了までのプロセス。ショッピングカートのページから購入完了までのページでおよそ 50% が離脱しているとか。フォー

デザイン

怠っているのは私です

昨日は坂本さん [http://www.bookslope.jp/]との久々に会食。坂本さんとは「変革期のウェブ [http://www.amazon.co.jp/gp/product/4839924651?ie=UTF8&tag=could-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4839924651] 」で対談したとき以来だったので、随分ご無沙汰していましたが、3時間という長い会話もあっという間に過ぎました。本当はポッドキャスト [http://www.yasuhisa.com/inflame/] の収録をかねてだったのですが、予約したところが個室にも関わらず想像以上にオープンスペースだったことと、席が向かい合っているけど離れすぎているということで断念。次回は必ず収録致します、はい。(渋谷周辺で対談に向いてそうな場所ってないですかねぇ。多少音があっても良いのですが) 坂本さんは某大手企業に所属している、

テクノロジー

これから起こりうる 10 のテクノロジートレンド

シリコンバレーにあるビジネス&テクノロジーフォーラム Churchill Club [http://www.churchillclub.org/] 。会員向けのイベントを年に何度か開催しているみたいで、そこでは実業家, VC, 学者が集まってディスカッションがされています。実はこの存在は最近まで知らなかったわけですが、もう 10年以上の歴史があるみたいですね。イベントの模様は CD もしくは DVD で販売されているみたいですが、最近では Web 上にレポートを書いて公開している人も出てきています。 その Churchill Club で先週「Top Ten Tech Trends Debates [http://www.churchillclub.org/eventDetail.jsp?EVT_ID=771] 」と題して、ここ数ヶ月から1年のトレンドに関するディスカッションが行われたみたいです (VentureBeat のレポート [http://venturebeat.com/

UCD

UXに関するよいお言葉

最近見つけたおすすめブログは、inspireUX [http://www.inspireux.com/] というユーザー・エクスペリエンスやデザインに関する言葉を引用されているシンプルなサイト。まだ始まって2ヶ月くらいしか経っていないですが、様々な職種の方がそれぞれ独自の視点と言葉でデザインについて語っています。引用をインデックスカードに印刷出来そうな小さめの画像も用意してある気前の良さ。Webデザイン関連の言葉も多く、短い言葉ですがインスピレーションになるものも多いです。今回はその inspireUX で見つけた印象のある引用を幾つか紹介します。 Dan Saffer [http://www.odannyboy.com/] (Adaptive Path): > インタラクションデザインは単に問題解決のためだけではなく、より良い人々の関係を促進するためにも存在する。人と人を繋げるための良い方法をつけることが世界をもっと良い場所にすることにも繋がる Aaron Gustafson (AdvancED DOM Scripting [http://www.amazon.co.jp/ex

IA

Powersetが提案する情報の見せ方

一部ではGoogleキラーと呼ばれている [http://www.abcnews.go.com/Technology/PCWorld/story?id=4833769]次世代検索エンジンPowerset [http://www.powerset.com/] 。キーワードだけでなく自然な文章でも検索出来るというところまでは他のサービスも行っていますが、検索結果の見せ方や情報の見せ方に幾つかの工夫がなされています。今のところ Wikipedia の記事 (英語のみ) を検索出来るだけですが、なかなかおもしろいです。個人的に「キラー」と呼ぶのは大袈裟だと思いますが、 Powerset では独自の情報の見せ方を提案しており、UIデザインや情報整理の観点からみると大変興味深いサービスです。今回は Powerset で見つけた興味深いアプローチを幾つか紹介していきます。 A. 概要 検索するとページの一番上に最も該当する項目が表示されます。通常のリスト表示ではなく写真付きで記事をある程度読むことが出来るようになっています。Googleでもこうした見せ方は一部のキーワードで行っていますが、Powe

プレゼン

改訂版・ヤスヒサ的プレゼン8項目

Designer meets Designers [http://www.yasuhisa.com/could/diary/d2-03-thank-you/] は、久々のプレゼンでしたが、ほぼ合格点の出来だったと思います(来ていただいた方に満足していただいたかどうかは別評価ですが)。今までの反省点を活かして話し方を模索したり、Keynote 4 に登場した新しいアクション [http://www.apple.com/jp/iwork/keynote/#effects] を追加するなど、今までと少し違った雰囲気になるように心がけました。もう2年くらい前に「ヤスヒサ的プレゼン [http://www.yasuhisa.com/could/entries/000981.php] 」と題して自分が考えるプレゼンのコツを紹介しましたが、今回はその改訂版という位置付けで8項目紹介します。 専用アプリケーションを使う今は SlideShare [http://www.slideshare.net/] のようなサービスもあるので、Web上に公開するために HTML

意見

D2-03: ありがとうございました

この記事は「Designer meets Designers 03 で話します [http://www.yasuhisa.com/could/announcement/d2d03/]」の続きにあたります。Designer meets Designers [http://www.mdn.co.jp/webcre/d2] にて「さよなら Web標準 」というタイトルで講演をしました。今回は久しぶりに東京での講演ということもあり、かなり気合いを入れて準備をしました。主催の MdN の担当の方が早くからタイムラインを引いてくださっていたので準備もしやすかったところもあります。最新版の Keynote [http://www.apple.com/jp/iwork/keynote/] を使い始めてしばらく経ちますが、以前は PowerBook G4 を使っていたのでスペックが足らず、凝ったエフェクトも使い切れませんでしたが、今回は MacBook

デザイン

Webサイトはまったく同じ見た目である必要はない

Do websites need to look exactly the same in every browser? [http://dowebsitesneedtolookexactlythesameineverybrowser.com/] (Webサイトはすべてのブラウザでまったく同じように見えていなくてはいけないのか?) リンクをクリックすると答えが分かるのでぜひどうぞ。去年の暮れから今年にかけてこんな長い URL を使った一問一答系ページが増えており火曜日かどうか [http://isittuesday.com/]、クリスマスかどうか [http://www.isitchristmas.com/]、 Twitterが落ちているかどうか [http://istwitterdown.com/]、パリス・ヒルトンは刑務所にいるかどうか [http://isparisinjailrightnow.com/]、自分はスゴいかどうか [http://amiawesome.com/] などたくさんあるみたいです。 最初に紹介した「Webサイトはすべてのブラウザでまったく同じように見え

インターネット

Google検索がすごい理由から分かること

99年頃に Google をみたときは「おいおい、いまさら検索ってないだろう」と最初は思いました。当時はポータルサイト真っ盛りでどこも検索サイトやディレクトリをもっていたので、これ以上あっても仕方ないと感じたわけですが、当然のことながらその考えは大きな間違いだったと後に気付くことになります。他のサイトで見つからなかった情報が Google で見つかるなんてことが当時はよくありました。結果的に今でも最初に検索するのは Google だったりします。 Google 検索が他より優れた結果を出していたのは、すぐれたアルゴリズムがあったからなのかもしれませんが、それより重要なことは、従来の検索の概念と正反対のアプローチをとったところです。手動のディレクトリ制作や登録サイトといったオーソリティと呼ばれるサービスや企業が正しいと思う情報を表示させていたのに対して、Google は被リンク数を情報の精度のヒントに使いました。非リンクとはつまり普通のインターネットユーザーが付けたレコメンデーションと考えても良いでしょう。一部の人たちによって決めていたものを大衆に任せたところが大きなシフトチェンジだっ

セミナー

デザイナーといってもいろいろです

今月も再び百式の田口さん [http://www.100shiki.com/]が主催の勉強会に参加してきました。今回はなんと「デザイン (全般的なデザインというより Webに特化していたかと)」がテーマでした。テーマがテーマなのでポッドキャストで対談 [http://www.yasuhisa.com/inflame/show.php?s=111] した種村さんにもご一緒してもらい、開発者、デザインしている人合わせて 20人くらいが集まりました。エンジニア、プログラマー(デザイナー以外の視点ですね)からデザイナーに向けて質問というのがメインでしたが、受け答えるデザイン系の方が 4人だったのでもう少しデザイン系の方が多かったらいろんな意見が聞けたのかもしれません。 幾つかあがった質問をみて感じたのが、装飾という意味でデザインを捉えている方は少なくないなという点。種村さんが「絵はイラストレーターという方がやっていて、デザイナーはどちらかというと情報を整理したり、見えないものを引き出すような仕事」みたいなことを言っていて正にそのとおりだと思いました。もちろん絵が描けたらそれにこしたことないで

OSX

Leopard最強アプリは辞書

Mac OSX Leopard には様々な魅力的な機能 [http://www.apple.com/jp/macosx/features/] が実装されていて、使えば使うほどその良さが分かるという印象がありますが、その中でも特に素晴らしいのが辞書 [http://www.apple.com/jp/macosx/features/japanese.html] です。ディテールにこだわった美しいアイコンも素敵ですが、これぞ Mac OSX を使っていてよかったと思えるアプリケーションです。前のバージョンにも辞書はありましたが、英語版の辞書をそのまま乗っけただけ(つまり英英辞典)なので使い物になりませんでしたが、今回は英和はもちろん大辞泉、和英、ウィキペディアも実装されています (環境設定から英英辞典の表示を On に出来ます)。日本スタッフの気合いの入れ方が違いますね。 辞書は Spotlight と同様インクリメンタル検索なので、文字を入力しはじめたらすぐに結果が出てきます。結果は説明文も含めてすべてリンクになっているので、言葉を次々と辿って行くのも容易です。ウィキペディアも他の記事へ

仕事

今必要とされている『IT』

IT (Information Technology) はみなさんにとってどういった意味をもつ言葉でしょうか。効率的に情報を行き来させる技術の総称と 説明することが出来ます [http://ja.wikipedia.org/wiki/情報技術] 。「IT革命」という言葉のようにバズワード化してしまった部分もあるので、逆に意味が分からない怪しい領域に見られている可能性もなくはないでしょう。未だに IT 業界と呼ばれるところはどうも別世界に見られているような印象もあります。 技術を見えなくする 技術という言葉があるので確かに技術的なことではありますが、人に使ってもらうものを作るために技術だけで簡潔した例は今までありません。今のケータイ・インターネットの火付け役になった i-mode にせよ、新しいゲームプレーを提案した Wii にせよ、最新の技術を使ったわけでもなければ、ほとんどの方が技術をきちんと理解して利用しているわけではないです。技術中心ではなく、人を注意深く観察した上で、それを解決するにはどういった技術が必要だろうと考えた結果に出来上がったもののようにみえます。 本当の意味で普

OSX

最近使ったアプリを Stacks に置く方法

QuickSilver [http://www.blacktree.com/] ユーザーにとって Dock にすべてのアプリケーションを放り込んでおく必要はないわけですが、時にはマウスで操作したほうが早い場合もあります。 最近使ったアプリケーションはまた立ち上げたいと思うことも少なくありません。[アップルメニュー > 最近使った項目] からアクセスすることが出来ますが、結構面倒だったりします。そこで最近使ったアプリケーションを自動的に保管してくれる Stacks [http://www.apple.com/jp/macosx/features/desktop.html] を作っておくと便利です。 [アプリケーション > ユーティリティ] にあるターミナルとを立ち上げて以下のコマンドラインをコピー&ペーストして [return] キーを押します。 defaults write com.apple.dock persistent-others -array-add '{ "tile-data" = { "list-type" = 1; }; "

wasp

Designer meets Designers 03 で話します

MdN が web creators conference の後継として去年から始めている Designer meets Designers [http://www.mdn.co.jp/webcre/d2/]。毎回異なるテーマを扱って幾つかのセッションで構成されています。来月になる 5月9日金曜日に行われるイベントのテーマは『Web標準』。デジパ [http://digiper.com/]の加藤さん、ミツエーリンクス [http://www.mitsue.co.jp/]の木達さん、IMJ [http://www.imjp.co.jp/]の山本さんという蒼々たるメンバーが Web標準について語りますが、その中に僕も混じっております。東京で何か話すのは1年ぶりですね。こうしてまた話す機会があるというのは嬉しいではありませんか。 当初、「Web標準最新事情について話していただきませんか」というところからスタートしたわけですが、HTML5 [http://www.w3.

考え方

1998〜2008

could という名でサイトを始めたのが 1998年4月16日。今日でちょうど 10年になりました。さすがにあの頃からこのサイトを見ている方は少ないでしょうけど、今とはかなり違う内容でした。個人的な日記だけでなく当時よく描いていたスケッチやペインティングも掲載していました。今やどんどん個人的な内容がなくなって仕事関連が中心になってるので雰囲気も全然違いますね。もちろん当時はバリバリテーブルデザインで時にはフレームも多用してました。ちなみに4月16日に書いた日記はこんなかんじ。 > 今日は一週間ぶりに歴史の授業に出た。この授業はチャングという中国人教授が教えてくれる。いつもダイナミックなしゃべりだ。疲れないのだろうか。彼の英語は中国語なまりのせいか解かりづらい。話しも中国のことばかりで授業が進まないことがある。 最初は文章だけのシンプルな構成の日記も、99年くらいから右のようなレイアウトが凝ったものも登場しました。書いているテーマによって異なるレイアウトを作ってそれに文章を載せていたわけです。当然のことではありますが、当時は CMS なんてありませんから、アーカイブも手動で日記も全部手

デザイン

ヤコブ博士が考える4つの悪いWebデザイン

10年以上経った今でもユーザービリティに関する興味深い記事を Web上に掲載しているヤコブ博士 [http://www.useit.com/]。今回は「 Four Bad Web Design [http://www.useit.com/alertbox/bad-design.html] 」というシンプルなタイトルで悪い例を4つ挙げています。Web designers don’t do what I told them to do 13 years ago (13年前に言ったことを未だに出来やしない) と少々強めのトーンで始まるこの記事。もちろん、人ごとだと思って笑えない深刻な問題でもあります。以下にヤコブ博士が見つけた4つの悪い例を挙げつつ僕の見解を書いていきます。 悪いコンテンツ デザインと関係ないと思ったら大間違い。デザインは文章から始まるといっても良いです。 魅力的な見た目であろうが、正しくマークアップしてようが、文章がおかしかったらすべて台無しになります。ヤコブ博士が出している例では必要な情報がないときがあると訴えていますが、あったとしても文章が伝わり難かったり回りくどか

microformats

セマンティック・ウェブ検索の現在

セマンティック・ウェブ [http://ja.wikipedia.org/wiki/セマンティック・ウェブ] はひとつの理想論であって現実にはほど遠いと考えていた時期がありましたが、徐々に形になってきているようです。簡易なかたちであれば、セミナーで話したこともある Microformats [http://microformats.org/] がありますし、Social Graph [http://www.yasuhisa.com/could/article/socialgraph-hconnect/] もその一環といえるでしょう。数年前に比べると随分 RDF やメタデータも増えてきているわけですが、それらを効率的に検索したり、オントロジーを利用して情報をつなぎ合わせるツールや、使いやすいインターフェイスをあまり見かけません。どうせなら hConnect [http://flickr.com/photos/yhassy/sets/72157594321694651/] のようなものを誰か作ってほしいわけですが、こうした夢の話ではなく、実際に使うことが出来るセマンティック・ウェブ

動画

言葉なしで伝わる CM いろいろ

Axe: Pulst [http://www.youtube.com/watch?v=B8GS_npw4jg]ドキドキするってすごいWWF. Beautiful Day [http://www.dailymotion.com/video/x510hj_wwf-beautiful-day_creation] 音楽と映像のミスマッチでメッセージ性を強めていますMTV Arabia [http://www.youtube.com/watch?v=8rblGc8hfIw] お国柄が出ているけど結局 MTV らしいところが良いPhilips: Paquera de Bêbado… [http://www.youtube.com/watch?v=kZHj4pY0rmw]オチがすべてLenovo. Facial Recognition [http://www.youtube.com/

ダウンロード

Bad Usability Calendar 日本語版

[http://www.flickr.com/photos/yhassy/2401906134/]2005年からノルウェーにある Netlife Research [http://www.netliferesearch.com/]が「Bad Usability Calendar [http://www.badusability.com/]」という PDF を配布しています。ユーザビリティの観点でやってはいけない 12項目を毎年用意して広くユーザビリティの重要性を訴えているそうです。始めた年はノルウェー語しかありませんでしたが、年々翻訳が増えて今年は 13カ国語になっています。 実は数週間前にこのカレンダーの日本語訳をつくって提出したんですよ。そしたら最近ダウンロード出来るようになりました。ちょっと文字の配置がおかしいですが、使えないことないです。A3 か A4 の紙に印刷出来るようになっており、自分のデスクの近くや会議室に貼っておくことも出来そうです。話しのネタにはなりそうなので、ぜひどうぞ。 ミコちゃんもユーザビリティくらい知っていると言っています。

ゲーム

オンラインゲーム開発のチェックリスト11項目

今も時間があるときに遊んでいる [http://matatavi.com/travel/show/yhassy/601] World of Warcraft [http://www.worldofwarcraft.com/index.xml] 。このゲーム自体がおもしろいというのもありますが、オンラインゲームには独特の魅力があると思います。それは単にゲームとして遊ぶ以上の何かがありますし、Webという共通項があるので学ぶことも多く存在します。いずれオンラインゲームをネタにしてじっくり話をしてみたいですが、それはまた今度ということで。 World of Warcraft を開発している Blizzard [http://www.blizzard.com/us/] は、他にも数多くの良質ゲームをリリースしているところで定評があります。Blizzard のイノベーションの秘密は何でしょうか。11 innovation lessons from creators of World of Warcraft [http://innovation.freedomblogging.com/

IA

リンクタイプの構成案

可能な限りフィードバックを得れるような状態にしながら、徐々に方向性を固めて組み立てれるように複数のサイクルで構成されたプロセス [http://www.yasuhisa.com/could/article/multiple-cycle-process/] を提案しました。今回はその第一弾である「リンク」タイプのデザインに取りかかろうと思います。リンクは「クラフトっぽいアート作品いろいろ [http://www.yasuhisa.com/could/links/craft-art/] 」のようにゆるいテーマがあるかもしれないですが、リンクが羅列しているようなエントリーのことを指します。 このタイプのエントリーはあまりブックマークもされることもなく、どちらかというと検索からくる方のほうが多いです。サイトへのロイアリティもあまり高くないので、最近のエントリーやタグリストなどといった全体像が分かるものを省いて、読者が必要しているものをはっきり見せることが必要とされるタイプになります。リンクタイプはイントロダクションのような文章もない単純なリスト( <dl> で記述)なので、文体も統一されてい

テクノロジー

2020年のヒューマンインタラクション

コンピュータと人間の関わりはここ10年で急激に変わってきています。10年前は1人に対しパソコンという 1台のコンピュータがあるだけでしたが、今はそれだけでなく携帯電話をはじめとした小さなコンピュータを 2,3台持つようになっています。そしてこれからはさらに多くのコンピュータを1人の人間が扱う社会になると言われています。 その一例がもうすぐお目見えする Microsoft のSurface [http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0804/03/news019.html] でしょう。携帯電話を置くだけで、自分に関連した情報とインタラクションすることが可能になります。つまりキオスクのように単に情報が一方的に流れているコンピュータでなく、いつでも何処でもどのデバイスでも簡単なインプット(Surfaceでは携帯電話を置くだけ)で自分のデータにアクセス出来るようになるわけです。ときにはWebと接続されたコンピュータの可能性もあるので、写真屋にあるデジタルプリントのキオスクも将来的には Flickr や Picasa から直接プリントなんて可能性も出てく

apple

Quick Look でビジュアルブラウジング

Mac OS X Leopard から実装された新機能 Quick Look [http://www.apple.com/jp/macosx/features/quicklook.html]。スペースバーか Cmd+Y で素早くファイルの内容が見ることが出来、iWorks さえ入っていれば MS Office がなくても .doc や .xsl ファイルをプレビュー出来るので大変便利です。Plugin をインストール [http://www.qlplugins.com/]することで Quick Look で見れるファイル形式を増やすことが出来るので、アプリケーションを開かなくてもほとんど Quick Look で済ませることが出来ます。あまりにも便利なので Quick Look を使ってフォルダ移動を快適に出来ないか模索してみました。 Quick Look の操作は

openwebdesign

ブログの向こう側にある会話を追う

この記事は「ブログでの会話を見えるようにするには [http://www.yasuhisa.com/could/article/blog-conversation/]」の続きにあたります。 従来オンライン上の会話は一元化されていました。例えばフォーラムや掲示板で会話を始めるためのネタが挙り、それに対しての反応がその場に連なっていました。ブログが使われるようになると、フォーラムでの会話だけでなくブログを中心とした会話もスタートしました。簡単にブログを設置することが出来るので会話が一カ所ではなく数多くの場所で発生するようになったものの、ブログにあるコメントやトラックバックによってなんとなく繋がり合っていました。また、 Technorati [http://www.technorati.jp/]やGoogleブログ検索 [http://blogsearch.google.co.jp/] を利用してある程度、会話を追うことも可能です。しかし、現在はさらに会話を追うのが難しくなってきています。 今はブログより気軽に自分の意見を書き込む場所が数多くあります。Livedoor クリップ [http